職業創出だ!:2001年9月号掲載分
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最終更新日:2014/05/14
霧島フォーラム「狂この頃」
この原稿を書いてる時点では選挙の前なので結果は知る由もないが、とにかく行政が「雇用創出」を叫びだして久しい。しかし、雇用を増やすだけでいいのだろうか?安易な雇用増加は「需要と供給」のバランスを壊し、供給が過多になると結局はリストラせざるを得ない。ということは「雇用創出」はその場しのぎの施策でしかない、と言われかねない。行政がどれほど具体的に動いているかは定かでないが、「雇用創出」の助成金制度はあるようだ。
だが、今最も急がれるのは「職業創出」ではないだろうか。しかも抜本的なヤツ。そこで無理を承知で提案したい。題して「KYOの職業創出2001」!そのまんまか・・・。
ともかく、供給を増やす前に需要を増やしても埒があかない。行政の考えることは「景気回復」→「消費拡大」の図式だが、目の向けどころを変えてみよう。
まず、受刑者の受け入れ態勢を整備拡大する。次に「告発」、いわゆる「チクリ」に賞金を出す。特に官僚や企業の癒着は高額配当。先の沖縄サミットで明らかになった外務省の一件などは件のハイヤー会社が対象になる。
さらに少年法も見直し、青少年の非行犯罪撲滅にも力を入れる。近頃は幼児虐待も多いのでその分野でも監視体制を強化する。
ここで新たな職業がいくつか生まれる。まず「告発管理センター」である。「告発」するほうはいわゆる「お礼参り」が恐いのでそのケアをする「保護システム」の整備。運営は国が望ましいと思うが、ベンチャー企業にさせてもおもしろい。勿論賞金を出すのは国なので、新たな歳出が増えるわけだが、この施策により、税金の無駄遣いが減れば問題ない。てゆーか、かなり減る。「兆」単位で。
さて、これは一例に過ぎない。そこでこの際、「職業創出研究会」でも発足するか・・・。
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