それこそがテロだ!

公開日: : ブログ, 社会問題

そのうち収まると思ってたトリコロール論争、まだ続いてんのねぇ。
てことで少し書くことにします。ちなみにスパムだとの情報が流れましたが案の定デマでした。ま、デマを流した人の意図もわかりますが…

12241311_10206054844394286_5185985943555766479_n311の時、海外の方が「pray for Japan」と日の丸を纏っていたのを見て、胸が熱くなったのを鮮明に覚えていまして。
現地(千葉)の知人も勇気をもらったと言っていたし、要するにそういうことなんですよね、純粋に、単純に。

当時はまだフェイスブックにはそういう機能はなかった(ツイッターにはあったかも)と思うので、おそらく自分で加工してらっしゃったんだと思います。したがってある程度の加工スキルがある人たちだったんでしょうけど、それでも結構な人数がいたと記憶しています。

遠い国の、見ず知らずの人たちを思い、せめてその国の国旗を纏うことで「無関心ではないよ」、「心配しているよ」と、いう意思表示。実際それが伝わって来て随分と癒されたはずです。

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もちろん、その当時でさえ「偽善」と罵る輩はいたのかもしれませんがね。

 

そして今回も色々な意見がネットを飛び交ってますね。やれ「違和感」だの「意味がない」だの。そりゃそうです。そういう人たちに向けたものではないし、311の時の日の丸を纏った海外の方たちは、被災した人たちに向けているわけで、「違和感」を感じている人や「無意味」を感じている人に向けたわけじゃないのだから。チリの大地震やネパールの熱波の時だってそうでした。僕たちは何か迷惑をかけたのでしょうかね?このおかげでテロの背景や歴史に興味を持ち、自ら調べたりして、「考える」きっかけになったり「関心」を持つことになった人だって大勢います。歴史上の様々な戦争被害や自然災害なども、当事者にとって最も恐れるのは「風化」であり「無関心」なのです。そういう意味でも、けして「意味がない」とはとても思えません。

今回、煙たがる人たちの意見に多いのは、シリアやイラクなど20数カ国に及ぶテロ被害地域の人たちだってそうだろ!というもの。ところが、そういう人たちが「じゃその20数カ国の国に対して、なんらかの行動をとったのか?」というと、今のところ見たことないですね(もっとも、その後28カ国の国旗をあしらえるサービスも出てるみたいです。) それとか、「テロは以前からある、なぜ今までやらずに今回やるのだ」といったもの。今回のことで「関心」を持ち始めたっていいじゃないですか。素晴らしい事だと思いますけどね。

当のテロ被害者の方たちがもし、「迷惑だ」というのなら即刻やめるべきだろうと思います。しかしまったく無関係な、ただ単に批判する人たちが「迷惑」というのなら、そういう論拠を示すべきだと思うけど、今のところ見たことないです。

もうひとつ、その哀悼をプロフィール画像で示しておいて、舌の根も乾かないうちに楽しい話題を記事にすることがおかしい、というもの。これにはたしかに一理あるとは思いますが、「舌の根も乾かないうち」というのが何時間、何日を指すのか、たとえば一週間経ったならいいのか、一ヶ月たったならいいのか、こういうのはそれぞれのものさしだろうし、他人がとやかく言うものだとは思いませんし、そもそもあきらかな「直後」に楽しい話題を書く人がいたとしたら、所詮そのレベルの人だから付き合わなければいいし、FBだってブロックなり友達を外せばいいわけです。それをよもや「説教」じみた記事で批判しておいて、自分では「直後」に食事の画像をアップしたりしているわけです。自分はトリコロールやってないからいいのだ、と言わんばかりに。

先日、この都城市でも中心部で火事があり、犠牲者が出ました。まさに炎が上がり消防車や救急車が右往左往しているところを、動画で公開されている方がいました。それ自体はテレビのニュースよりも早いお知らせとして、価値のあるものだったかと思います。しかしその3時間後には某イベント会場での出店や演出を記事にされていて、さすがにこの時は僕も「違和感」を覚えました。なぜならその方が「立場ある人」だったからです。

ですがこういうことを言い出したらキリがないのです。夜のニュースでテロを報じた直後、「さて次は侍ジャパンです、今夜の相手はドミニカ共和国・・・」というのでさえ、「違和感」を持ち出す人はいます。たしかに違和感です。たとえば先日のロシアの航空機事故のニュースでも、「日本人はいませんでした」というのに違和感を感じた人だっているでしょう。

「違和感」。違和感(いわかん)とは、生理的、心理的にしっくりこない感覚。周囲の雰囲気にそぐわず、食い違っている印象を受けること。また、普段と様子が違うこと。不自然なさま。(引用:ニコニコ大百科)

つまり、「違う」といいたいわけですよね。何が違うのか?この場合はずばり「人間性」を指しているのは間違いありません。要するに「あなたの人間性を疑います」と仰っているわけです。

その人がただ単純に、ただ純粋に起こした行為に対して、文章を持って人間性を非難する、そういう行為自体どうなんだろう、と思うわけです。少なくとも僕は「いいことだから」とか「やるべきだから」などとは思ってないし、ただ入ってきたニュースに驚き、怒り、そして犠牲になった方々に対して何もできないけど、「無関心ではないよ」、「けして忘れないよ」というメッセージを伝えたかった、そこにそういう機能をフェイスブックがやっていた。そして素直にボタンを押した。ただそれだけ、なのだけど、実はこういう論争(というより誰かをけなすチャンスを待っていた人にとって訪れたチャンス)が起きるのは容易に予想できました。だからといって「やっぱやめとこ」とはならない、ですね。そういう批判を浴びることよりも重さがまったく違うので。

さらに非難する方たちの文章を読むと、必ず「それ自体が悪いとは言っていない」という部分が出てきます。ようするに「やるならISに攻撃を受けたすべての国にすべきだ」、あるいは「やるなら喪に服して投稿をやめるべきだ」ということです。もっともです・・・と言いたい所ですが、「で、あなたは何をされたのですか?」とお伺いしたい。実際に「ISに攻撃を受けたすべての国」に対して何をされたか、参考までに教えていただきたい。納得いくことなら喜んで追随しましょう。実際に「喪に服して投稿していない」と仰るのならその批判は投稿ではないのですか?

何人かの記事を読みましたが、批判をする前に哀悼の記事を書かれておられる方はほとんどいらっしゃらない。そもそも戦時下にない普通の生活をしている街が、突然テロにあい、犠牲者が出たことがニュースとして大々的に報道され、遠い国に住んでいるごく一般的な人がそれに驚き、テロに怒り、犠牲者やその家族のことを思うのです。ところがそういった事実を棚に上げ、自分では何もせず、たかだかプロフィール画像を変えただけでいちいち「批判」をぶち上げ、それ自体をあたかも正論として長々と書き連ねる、僕はここに「違和感」を感じます。

ISがどう、ということを語りだせば終わりがありませんが、教義の認識に食い違いがあって、それこそ「尊重」を忘れた結果が「テロリズム」でしょう。他人に「干渉しない」ことと「尊重」がけして同義だとは言いません。

私たちが話すべきはテロリズムであって、トリコロールではない!といいつつ、それについて書いてきたわけですが、とにかく「テロリズムとは何か」、それが今回の主旨です。尊重を忘れること、まさにそれがテロの始まりですよ。

 

 

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