宮崎のミュージック・シーン:99年12月号掲載分
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最終更新日:2014/05/14
霧島フォーラム「狂この頃」
2000年へのカウントダウンにも拍車がかかり、筆者の周囲もなにかとあわただしくなってきた。先月号のバンド紹介で「たけのこ」がオムニバスとは言え、CDをリリースしたことを伝えたが、宮崎のミュージック・シーンは全体的に活発になってきている。やはり、田舎ではあるが徐々に情報化が進んできている、ということだろうか。宮崎では「Buzz」や「SUB SONIC」、この都城でも「DON」などがCDを出している。パソコン等の発達や低価格化が進んだ事が最大の要因だろう。ま、なにはともあれ「遅れ馳せながら」ではあるが、やっと宮崎もひらけた感がしてきた。しかし、それでもCDを出版するということは大変なことだ。まずオリジナルの楽曲を作らねばならない。勿論たくさんの人に気に入ってもらうためには心を掴むものが必要だ。最も苦労するのが「詩」だ。ありきたりのことでありきたりの表現をするのでは意味がない。そしてメロディ。これが一番聞く人の耳に残る部分だからあなどれない。そして、現代の音楽で最も評価の対象になる編曲。限られた音階は無意識のうちに既存の作品と同じコード進行が生まれてしまうものだ。ギターやピアノを弾く人で市販の歌本などを愛用してる人ならご存知だろうが、例えば「C→B(E) →A→G→F→G→C」という展開だけで軽く10曲は見つけられる。それは楽器、テンポ、詩、メロディでオリジナリティを出すしかない。さらにここからリハーサルが始まる。満を持していよいよレコーディングである。曲数や録音方法、経験にもよるが、我々の場合、一曲に10時間かかった。費用もそれなりにかかる。そしてプレス。枚数が多いほど単価は下がるが、1.000~2.000枚となると小遣いでまかなえる範囲ではない。そこで貧乏な「たけのこ」がとった手段が「インディーズ・ヴォイス」応募である。運良くこのCD付き情報誌に収録されると、読者の反響によって次号(季刊誌なので次は1月発売)に新曲を発表できる。さらに反響があれば「ヴォイス・レーベル」よりフル・アルバムのリリース、さらに売上枚数によってメジャー・レーベルへ移籍というシステムだ。そして秋号が出版されたわけだが、聞いてビックリ、「たけのこ」を除く10組のアーティストのレベルが高い!チャートをにぎわしているメジャーどころではない!「どっからこんな詩を思いつくんだ!なんでこんなメロディ出てくるんだ!」と筆者は愕然としてしまった。しかし、感心ばかりしてられない、我々もここに載った以上はアピールするしかない。と、いうわけで興味のある人もそうでない人も本屋さんへGo!本屋さんにない場合、中央通りの「Days」または「ニシムラ」、トーゼン「ROCKS」にもあります。かなりの高い確率で、あなたのCDプレーヤーにこのCDが収まったまんまになることウケアイ!しかも 11曲もはいって550円という安さ!おっと、宣伝はこれくらいにして、初の純都城産メジャー・バンドを排出する為の踏み台にでもなれれば、意義があると思っている。皆さんの反響待ってま~す。
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