ヒット曲とは:99年10月号掲載分

公開日: : 最終更新日:2014/05/14 霧島フォーラム「狂この頃」

 さて、10月である。オクトーバーである。陰暦でいう神無月。神さえも無いというのだろうか。そう、B 型さそり座の筆者は誕生月なのである。トホホ、、、、、またも年を取ってしまう。ヨワイ35になります、ハイ。アタシの同い年と言えば、芸能界ではウッチャンナンチャン、近藤マッチ、ロック界では、故HIDE、さらにはYOSHIKI、TOSHI、ジャイアンツでは斎藤雅樹、川相といったところ。筆者は彼等が頑張ってると自分も頑張らねば、、、と、自分を奮い立たせてきたものです。見なさんの同級生はいかがですか? さて、ティーンズ宮崎大会ではまたもやってくれました。もとGuysのメンバー松原ショージ率いるREV はまたもや大賞をかっさらい、南九州大会へのキップを手にしました。ヒジョーにたのしみです。曲の出来も素晴らしくメジャー・アーティストだったらヒット間違いなしという仕上がりなんです。そこで、今回のテーマは「ヒット曲とは」というところで斬ってみたい狂この頃。 筆者のところにも沢山の創作者が出入りしてるわけだけど、そりゃもう素晴らしい才能があふれています。素晴らしい詩、素晴らしいメロディ、素晴らしい技術、さらにはルックス、キャラクターと、ほんとにいい素材がこの都城にもいるにはいるんです。が、しかし、音楽に限らず何事もアピールできなきゃ意味が無い。今風の言葉で言えば、プロモーションということになろうか。逆にいえば、プロモーションができれば、何かが欠けていても認められることもあるということで、事実チャートをみるとそういうひとばっかり。 CMやドラマのタイアップなしでヒットする例はほとんどない。すでにネームバリューのある場合、例えば GLAYが新曲を出すとなればその作品の良し悪しを判断するまえにCDは売れる。アマチュア・バンドは勿論、インディーズのアーティストだって、ネームバリューもタイアップもなければ、じゃ、どーすりゃいいんだってことで、やはりプロモーションである。例えば、この世から映像がなくなって、ラジオが唯一のメディアだとして、プロ・アマ問わず公平に曲が流れれば、今の勢力図は一変するだろう。要するにプロモーションひとつなのである。(勿論最低限の力は必要だが、、、、)とにかく、今の世の中ビジネス優先で、文化も商品として扱われてるし、またそれは至極あたりまえのことなのである。プロモーションはいわゆる一種の営業であるから、音楽とは全く畑違いの分野、やはり、協力者がいないよりいた方がいいに決まっている。最近の例をとれば、ゆず、キロロ、宇多田ヒカル、、、と新人がタイアップなしでブレイクする際には、なんらかの協力者がいる。親兄弟は勿論、友人、知人、企業、自治体などやはりあらゆる人間関係が支えになっている。そういう意味ではやはり、都城のような地域は後進地域と言わざるを得ない。じゃあ地方はみんなそうなのかと言うと、広島、新潟、宮城などは主要都市と遜色無く機能している。おぉっとこれ以上は言うまい、いつもの愚痴になってしまう。まっ、むらおこしとか、まちが元気とか言うのなら地元にラジオ局でも作って欲しいものだ。某テレビ局ではアマチュア・アーティストは文化とも、地場産業ともみなしてもらえなかったが、今後はどうか、、、、サミットもあることだし、予算どころか、案さえも出ないだろうな、、、結局は個人が努力しなきゃいけないわけです。さぁ、みんないよいよ自分しかないぞ、頑張ろう、俺もがんばる。うん。

関連記事

no image

日本語のすばらしさ:2000年3月号掲載分

 この号が出る頃には寒さも落ちつき、そろそろ春の陽気が出番を伺っているかな…と、思いつつ、ペンをとる

記事を読む

no image

邪馬台国(邪馬壹国)は都城だった!?:2001年4月号掲載分

何年ぶりかに"興奮"という感覚を覚えた。僕は最近、それにハマってしまっている。それは昨年の11月号

記事を読む

no image

あがってなんぼ:2001年7月号掲載分

 梅雨だな~などと思いながらふと気づくと、なんと通算33回目の連載だ。いってみよ!  「あがってなん

記事を読む

no image

代償がなければ恋ではない:2000年4月号掲載分

 フレッシュマンという言葉が聞こえてくる季節になりました。別れが終わったかと思うと今度は出会い。出会

記事を読む

no image

表現の自由?:2001年3月号掲載

最近、表現の自由が論じられるケースが増えた。某局キャスターが徒党を組み、かたや倫理団体が民放各局に

記事を読む

no image

椎名林檎:2000年6月号掲載分

 さあ、梅雨ですね。じめじめじめじめじめ・・・・・。元気出していこう!今月は久しぶりにマジメにJPO

記事を読む

no image

日本初・日本一?:2002年1月号掲載

「世界初」とか「史上初」っていう表現も好きじゃないが、もっと考えてしまうのは「世界一」とか「日本

記事を読む

no image

オリジナルとコピー:2000年1月号掲載分

 世間はまさにミレニアム!と同時に新世紀へのカウントダウンもスタート。さて今月から筆者の友人である「

記事を読む

no image

21世紀を前向きに斬る!!」:99年4月号掲載分

 年度末を迎え、新入学・新就職とフレッシュな季節となり(なんだかフツーの書き出しだなー)、五月病の発

記事を読む

no image

存在の証明:2002年6月号掲載分

  いまさら、ではあるが最近「生き方」というテーマが頭をよぎる時間がよくある。人はなぜ主義主張を繰り

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

This blog is kept spam free by WP-SpamFree.


follow us in feedly
PAGE TOP ↑