あがってなんぼ2:2001年8月号掲載分
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最終更新日:2014/05/14
霧島フォーラム「狂この頃」
「自己満足と、他人から見た羨望の違い」ってことで先月は締めくくったのだが、何も羨望に限ったことでない。尊敬、戒め、感動・・とあげたらキリがないが、とにかく相手に与えたハズの心象と、現実に相手が受けた心象の違いは、あらゆる生活の場面で重要性を持つ。
先日ある学校の授業で、先生いわく「よくテレビで手首を切って自殺するシーンがあるが、人間あの程度では死なない。確実に死ぬならこんな方法がある・・・」といったような発言をしたらしい。この先生がどんな処遇にあったかは定かでないが、とにかくその周辺は騒然となり、ニュースでもかなりの時間をとって報道された。時期的に大阪の児童殺傷事件の前後ということもあり、多少過敏になってはいただろうが、それにしても教師の発言でそこまで騒ぐのか?というのが正直な実感だ。なぜなら自分がまさに児童だった頃など、先生の発言は過激極まりなかった。言葉だけでなく愛のムチ(今は体罰と言うらしい)もハンパなものではなかった。しかし、それはむしろ当然だったし、違和感もなかった。ま、時代が違うと言えばそれまでだが、ならば現代の話をしよう。
先々月号だったか、「バトル・ロワイヤル」の話題に触れ、視聴者への影響について書いたが、教師の発言は悪くて、マンガや映画はいいというのは解せない。「リアリティが違う」などと聞こえてきそうだが、ではマンガや映画を見ている方は「リアリティ」を感じずに見ているだろうか?であるとすれば相当つまらないものであるはずだ。例えば「悪書追放」だとか「暴力シーン」排除など、ほとんどが市民団体が動いているのが現状で、行政におもだった動きはない、というかできない。であれば、やはり教育の中で「受け取り方」を教えていくしかない
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