日本初・日本一?:2002年1月号掲載

公開日: : 最終更新日:2014/05/14 霧島フォーラム「狂この頃」

「世界初」とか「史上初」っていう表現も好きじゃないが、もっと考えてしまうのは「世界一」とか「日本一」ってゆーヤツ。例えばイチローでも、松坂でも宇多田ヒカルでもいい、彼らはけして「一番」ではなく、あくまでその分野にトライした人の中で一番なのである。なぜこんなことにこだわるかと言うと、テレビでみたアフガンの「難民」の映像が起因している。「難民」はなにもアフガンに限ったわけではないが、とにかく我々日本人のように何にでもトライできる環境にいれる人とは違うのだ。UNHCRの認定した「援助対象者」は世界で約2,110万人(地球上の人口の284人にひとり)存在する。九州と四国をあわせても1,900万人だからそれ以上なのだ。彼らがもし、イチローのように幼少から野球環境にあって、プロを目指していたならイチロー以上の選手が何人いただろうか。これを読んでいるあなただってそうだ。例えばあなたが「小室哲也」や「つんく」と全く同じ人生を歩んでいたら?勿論人間だから個人差は出る。だからこそ、それ以上もそれ以下もいるわけで、あなたはもしかしたら一番だったかもしれないのだ。無論それを羨んだりやっかんだりするのはナンセンスだが、ともかく「世界一」とか「日本一」という表現はどうだろうか。「いーじゃん、別に」と聞こえてきそうだが、要するに「難民」のことを忘れて「自分は不幸だ」と嘆く恵まれた日本人達(自分も含めて)が、とっても哀れだ、と思う今日この頃なのであった。

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