「愛」は「探す、もらう」ではなく「作る、 育てる」:2000年5月号掲載分
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最終更新日:2014/05/14
霧島フォーラム「狂この頃」
さてさて、いよいよGWです。黄金週間、お父様は家族サービス、彼氏は彼女にスペシャルなウィークを提供すべく、なにかとつらい一週間かと存じます。ご愁傷様です。家庭も彼女もいない筆者はなんにも考えることありまっしぇん!えー先月から連続でテーマを追ってますが、今更ながら後悔してるっす。だって、先月号読んでない人はわかんねぇもんね、もう2度とやんねぇぞ!てなわけで、自分に一番合った人と出会うには?というとこまで書いたんだけど、一人一人付き合ってみて判断するのは物理的に無理、じゃ妥協すんのか?ってことだね。「妥協」、あんまりいい言葉じゃないけど、確かに存在はしてる。もし、そんな人がこれを読んでたら今すぐ改めて頂きたい。愛とは探すものではなく、育てていくもので、もっと解りやすく言うと、一個一個積み木を積み上げていくものだと思うんです。土台、「人口が何人で」なんて話(先月号参照)自体が馬鹿げているわけで、出合った人がその時点では一番なんだよね。むしろ人口の話はフラれて落ち込んでる人に使って下さい。大体フラれて落ち込んで相談してくる人って、決まって「あいつ以上のいい女はいない」とか、「もう彼以上の人には出会えない」とか言うんだけど、1.000万人中100人知ってても残りは999万9.900人いるんだから、「あいつ以上」がいる可能性は断然高い。当然筆者も最高の彼女に出会える可能性は限りなく100%に近いわけで、全然焦ってない。ま、今回はどちらかと言うと相手のいる人が対象になっちゃってるような気がするけど、彼女のことで悩んでる彼氏諸君、彼氏のことで悩んでる彼女達、肝心なのは「合ってるか、合ってないか」ではなく、お互いを一番にして、自分が一番になる努力をしているか?ってところだと思うんですよ。なんかね、この手の話って取りとめもなくなっちゃうんだよなー、ジッサイ。自分で書いといて言うのもなんだけど、ちょっとユーウツ・・。こないだ、ひさびさに王様ゲームをやってる現場に遭遇した。今の時代にまだそんなのがあったのか、とビックリしたが、すげぇ若い世代だった。それにしてもアレは自らの貞操の価値を”安いよ”って言ってるようなもので、見るに絶えない。勿論筆者は35年間一度もやったこたないが、何が彼らをそうさせるか、というのは永遠の課題かもしれない。救う必要があるのか、どうかは別としてみじかな人間ならなんとかせねば、と思ってしまう。「恋はゲーム」という歌があるが、ゲーム化されるのはやはり恋に過ぎない。絶対に愛ではない。しかもゲームとは名ばかりの低級な、そしていつまでも大人になりきれない、かつ大人の”つもり”の子供のゲームが悲しい人たちには存在している。
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