誰に投票すればいいのかがわかるシリーズ1
選挙は本来、社会全体や未来の子供たちにとって、誰を選ぶのが一番いいのか、それを判断して投票されるのが理想でしょう。しかし現実は自分や自分の仕事などの目先の利益、あるいは親しさ、なんとなくのイメージ、一番ひどいのは頼まれたとか企業や任意団体等のいわゆる組織票のように、自分の意思をまったく反映させないケース、そういったことがはびこっていると言えるでしょう。
そういう意味では、まだ白票や無投票の方が意味がある、という考え方もあるかも知れません。
しかし問題の根底を追及してみれば、そもそも「誰に入れるかの判断」自体が「できない」、「しない」、「わからない」という部分なんだろう、と思えます。
比較しようにも情報がないし、わざわざ聞きに行くのも短期間では無理だし、仮に時間があったとしても、複数の候補の話をいちいち聞きに行くようなことは、ほとんどの方がしないでしょう。
候補者側もそれはよくわかっていて、だからこそ「受けのいい」ことを主張し、組織票でもなんでもいいから、とりあえず当確ラインを目指すわけです。
前回の知事選で、都城市は宮崎県最低の39.67%という結果でした。つまり約90,000人の人が投票を棄権したわけです。
どうにかしなければ地域は一向に良くならないし、将来の子供たちは我々より辛い社会を歩まなければいけなくなります。
しかし、だからといってどうしたらいいのか、これは難題です。僕個人にできることはほとんどありませんが、いくつかの判断材料を提供することで、10票でも、いや1票でも増えやしないか、ということで記事を書いていきたいとおもった次第なのであります。
おもに「比較材料」を提供する、という趣旨で書いていきたいと思います。
4月12日、県議会議員選挙の選び方
4月12日に投開票される県議会議員選挙は、14の選挙区から39人を選ぶ選挙で、都城市選挙区は定数6人です。これに対して今のところ立候補予定者は7人(現職5、元職1、新人1)のようです。
今回は県議会議員という立場での給料についてざっと書いておきたいと思います。なので今回は「比較」ではないですね・・・。これは現職の宮崎県議会議員、清山知憲さんのブログから引用します。
まず月額の報酬が78万円。期末手当(ボーナスみたいな?)が1.5か月分(てことは117万円)が年に2回。合計で約1,200万円(控除前)てことですね。
さらに費用弁償で年間55万円程度。これは登庁するごとに各選挙区から県庁までの距離に応じて支給される手当で、交通費みたいなものですかね。
そして話題の政務調査費が、個人に対して年間240万円、会派に対して会派所属議員一人あたり年間120万円が支給されます(飲食会費や慶弔費には使えない)。
県議の報酬、1800万円超?
これが高いのか安いのか、これはその議員さんの仕事によると思います。能力があり、実行力もあり、結果を残せる方にとっては少ないでしょうし、その逆の方なら「払いすぎ」って思われちゃうでしょう。
だからこそ我々は「ちゃんと」選ぶ必要があります。次回は色々な観点から候補者を選ぶポイントを見て行ければと思います。
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