残念すぎる町、どうしたらいいんでしょうかシリーズ01

公開日: : 最終更新日:2014/04/05 都城愛

 ボクの住んでいる町は、35の公民館があるのですが、先日公民館長の改選がありました。

 都城市は広いので、各地域ごとにそれぞれの流れがあり、10年以上にわたって同じ方が続ける場合もあれば、そうでない地域もあります。
 
 ボクのいる分館の場合、本来は議員や首長のように候補者がいてそれを選挙で選ぶのですが、田舎になればなるほど「持ち回り」的な要素になっています。だいたい60歳以上の人で「まだやってない人」の中から、候補者を選び、「選考委員」と呼ばれる各班の人たちが就任のお願い(説得)に行き、了承がもらえたら選挙なしで決定、というのが慣例となっていました。

 ところが今回、「選考委員」が複数の候補者のお宅へ行くといずれも「居留守」を使い交渉を拒否されるという事例が起こったんです。

 そもそも「公民館長」という任務は、「いやなもの」「面倒くさいもの」といったイメージがある反面、相応の報酬があるわけですが、断れば「無責任」と言われ受ければ「報酬目当て」と言われるので、非常に微妙な立場という認識をされている方が多いように感じます。

 今回は仕方なく、候補者が拒否しているにも関わらず選挙が行われることになり、選ばれた人は「やらされる」ということになったようです。「そんなんなら俺がやったるわい」とも言ったのですが、「それはそれで摩擦が起きる」と遠まわしになだめられる始末。

 このような非民主的な事態について、公民館関連の業務を担当する都城市コミュニティ課に話を聞いてみると、「公民館はあくまで自発的な任意の団体であるので、行政は口を出すべき立場にいない」という回答でした。

 報酬の額は参加世帯の規模によって差があるようですのでここでは割愛しますが、年間の行事日程を見ると、そんなに嫌がるほどの仕事量とは思えない感じです。昨年の実績報告によれば、奉仕作業等が年7回程度(といっても各班の持ち回りなので基本的に班長に丸投げ)、バレーボール大会、野球大会、ソフトボール大会がそれぞれ1回、敬老会、十五夜祭がそれぞれ1回、その他壮年会や親子会等に丸投げするイベントがそれぞれ1回、館長会が年数回、審議委員会が1~2回、総会が年1回、その他の会議が数回、研修旅行が1回。

 文字だけでは判断できない気苦労もあるとはいえ、報酬に見合ってないとはけしていえない内容に見えます。

 社会教育法第20条によると、「公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術および文化に関する各種の事業を行い、もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする。」となっているのですが、健康の増進はあるにしてもそれ以外はあまり実践されているとはいえない状況です。

 公民館はさらに7つの班で構成されており、この班単位で「分館費(1500円/月)」を徴収します。しかしこの「班」もほとんど機能していません。行事としては清掃活動が年に1~2回と、花見と称した(実際は花のない宴会場で飲む)交流会を年度初めにやる程度で、結局交流会のためだけに分館費が徴収されているのです。

 大きな理由としてはやはり少子高齢化と人口の激減、それに伴う地域交流の希薄化であることは明らかです。であれば、行政が「口を出さない」というのはかなりおかしな話になってきます。

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 広大な土地に高齢化した少ない住民がいれば、当然交流は難しくなるのは当たり前であり、それは以前からわかっていることであり、今後さらに加速して重症化していくこともわかっていることなわけです。

 中山間部へのインフラ整備や交通手段の整備は、中心部のそれと違い費用対効果のまったく望めない事業なのであり、そこに何百万も何千万もかけるよりは、1軒ずつ少しでも中心部に近づくような場所への移転を促す施策をするべきだと思うわけです。

 これについてはいずれ資料を集めて書こうと思いますが、今のところ都城市には「過疎対策」の担当部署はないということでした。

 まったく残念な町です。

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