オリジナル

公開日: : 最終更新日:2014/05/14 ブログ

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 昨日の検査結果を受け、地元の内科で対策開始しますた。結構大変ス。ヨメにも迷惑かけます。
 入院したら色々と計画してたんすが、それも計画変更ス。色々、とは、作曲とか読書とかウェブとかです。

 オリジナル曲の作成は、正直あまりやる気がなかったんだけど、必要に迫られてまして。

 なんでやる気がなかったかというと、そもそもオリジナル曲というのは、「発表」が前提なワケですな。つまり不特定多数の人に聞いてもらうという目的を持っているので、自己満足ではいかんわけです。もし自分がある程度のネームバリューなり持っていれば別です。マニアックな路線に走っても、聞いてもらえる可能性があるから。
 てことは、プロ意識を持って取り組まにゃならんてことだす。で、作曲と一言で言っても、様々なカベがありまして、昨今においては「詩」及び「アレンジ」を切り離しては考えられん、てことですね。
 20年、いや10年前までなら別々で考えてもよかったかも知れないと思うんだけども、今はセットで考えないと発表に至れる曲はほぼムリだと思うんです。
 て言うのは、コード進行だけとか、メロディだけとかって言うのは、間違いなく過去に発表されているものと「カプる」可能性が高いんですな。そもそもポピュラー音楽が始まってから60年以上の時間が流れ、何千万という作品が著作権登録されている昨今に、たった12の音を組み合わせて作るのだから、史上初のフレーズなんてのは「無い」わけです。

 だから、渾身の作を誰かに聞かせても、「どっかで聞いたことある」のは当然なわけです。でも作曲をしたことない人には悪気の無い一言でも、作った方にとってはエラく傷つく一言でして、まるで盗作でもしたかのような響きがこだまするわけですな。「誰々の○○に似てる」などと具体例まで出して言われた日にゃ「才能ないね」と聞こえるわけでして。
 でも実際のところ、ヒットチャートに並んでいる曲にしても、ほぼ全部が何かに似ているワケで、それを感じさせないのが、「詩」と「アレンジ」なんですな。

 だから、曲を作る時には詩もアレンジも同時進行で作る必要があるチューことです。

 ところで、曲作りにおいて最も大変なのが「詩」ですな。アレンジはまぁ、それほど大変でもなく、むしろアイデアは尽きないくらいあるんだけど、詩はムズいス。今時ありふれたラブ・ソングを書こうとは思わないし、だからと言ってメッセージ・ソングを書こうにもその表現は出尽くしてる感があるし、それなりに韻を踏んだりとか必要だし、で大変ス。それと結構重要なのが、一つのセリフ、あるいは一つの単語、はたまた一つの音に至るまで、音符との相性ってのがあるんですよ、実は。例えば、8ビートの一小節に八個の平仮名付ければいいってモンじゃないんすね。だから例えば「言い訳」という意味を表現したい時に、同じ数でも「弁解」「弁明」「言い分」「アポロジ」「口実」・・・など、選ばねばならんのです。その中で全体の流れや雰囲気、響きを検証せねばならんのです。

 で、苦労して作り上げた曲でも、問題は山積です。特にバンドだと、ソロ・パートやオブリガードの部分てのは、担当ミュージシャンが自分なりに弾きたい部分なんすね。そんなとこまであらかじめ作られると、コピーと一緒やんか、的な発想になりかねんのです。
 これがビジネスとしてなら問題にならん部分でも、アマ・バンドでは結構大変ナンですねぇ。

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