家入一真氏を陰ながら応援していくことに決めました。

公開日: : ブログ

都知事選で5位の得票数で落選した家入一真氏。彼がpaperboy&co.を創業した当初からサーバやブログで利用させてもらっていたこともあって注目していたのだけど、正直都知事に立候補した時には驚きましたね。キャンプファイヤーの時も「おぉすげぇ」と思いましたが、政治に目が向いていたとはまったく知りませんでした。

世間は泡沫候補として扱い、ボクもぶっちゃけ「かすりもしないだろう」としか思ってなかったんです。だからブログを読むわけでもなかったし、記事があってもスルーしてたんです。

でも選挙が終わって、その結果にはびっくりしました。得票数は16人中5位で、結果的に88,936票を獲得した事実は、世の中が変わるための「暗闇の中の小さな光」を感じずにいられませんでした。

世の中、まだあきらめなくてもいいのかもしれない!そういう期待をもって、選挙後からですが彼の主張を見て回りました。おそらく、そういう人って結構いるんじゃないのかな、と思うんです。もし今、選挙をやりなおしたら多分数倍の票は獲得できたんじゃなかろうか、とも思うくらい。

 studygiftをめぐる問題で色々と取り沙汰されましたが、ボクはあの一件で「彼がいったい何をしたいのか」についてすごく共感したのを覚えてます。

「良かれと思い」始めたことが、かえって反感を買ったり、足元をすくう輩が出てきたりすることをみんな知っているから、「いいこと」「やるべきこと」と思うことがあっても、実際に動き出す人はそういるもんじゃありません。

ボクの周りでも、「それらしいこと」をいう人はいっぱいいるんだけど、話で終わるのがほとんど。

彼の場合は、「やるべき」と思い実際にやり、案の定最悪のケースを招いたけども、おそらくこのことをきっかけに彼に偏見を抱いた人も多かったと思いますから、それを踏まえての得票数だとすると驚きに値するな、と思うわけです。

今回彼が立ち上げた「インターネッ党」は、党首こそ彼の名前が上がってるんですが、あくまで政策を打ち出すのは市民という考え方も共感できます。ただ、その意味が浸透するのには随分とかかるだろうな、とも思うわけです。なにせネットを利用しない高齢者層がまだ多くの票を持っているし、若者に至っては政治が関心のない項目であるのことは、いかんともしがたい事実ですから。

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前々回の都知事選(東国原さんの出馬した)でも、年齢層を30~50代に限定したら圧倒的に東国原氏有利だったように、要は「浸透率」の問題があるわけです。知名度や、既存メディアから有力候補の声しか聞こえない状況、またそれぞれの主張をたいして噛み砕きもしない「層」がほとんどの「票」を握っている以上、苦戦は必死なわけです。

しかし10年後はどうでしょうか。おそらく20~60代にかけての得票数に対して、かなりの浸透率が出てくるはずです。

かつての小泉総理は「有権者なんてこういう言葉に弱いんだよ」的な、ある意味もっとも「賢い」、D層戦略で勝ち続けました。悲しいかな、その読みはまさに的を得ていて、有権者が何を基準に誰に投票するかを知り尽くしていたわけです。大半の市民は「候補者のマニフェストを比較検討しないし、知名度が高い人の中からしか選ばないし、ネガティブオプションにもあっさり騙されてくれる」ということを知っているわけです。

今回、細川さんの支持に回ったのは不思議でしょうがなかった(結局アレは竹中主導だったことの裏付けになりますかね…)んですが、それはともかく、市民を騙すことより、信じることを選び、(一見、)不器用にも見えるやり方で初戦を戦った家入氏には拍手を送りたいと思うのです。

しかし実は長期的に見れば、これは不器用どころかやはり「天才的」なのかもしれないな、とつくづく思う今日この頃なわけです。

そんなわけでもボクは都民ではないんですけど入党を宣言したいと、このように思うわけです。

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