どこがいいの?
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最終更新日:2014/05/14
ブログ, ミュージック・レポート
こーゆーのの、どこがいいの?と聞かれたことがある。
こーゆーの、というのは「ヘビメタ」のことだったんすけども。
ま、だいたい「どこがいいの?」と聞く場合は、軽蔑の意味で発せられる場合がほとんどだと思うけど、確証がないので「どういう部分に魅力を感じているの?」と聞いているんだろう、という少々「いい人過ぎる」解釈で考えてしまわなくもない。
ところが、聞かれたボクはヘヴィ・メタル・ミュージックのことを部分的に好きなわけではないので、当然「全部」と答えたかったんだけど、それはあまりに「ありきたり」だし、ヘタすると相手にも「予想されている」かも知れないし、せっかくだから丁寧に答えようと思ったので、
「そうですね、数えたらキリがないくらいありますけど、まず、シンプルな構成でストレートな疾走感を迸らせるものから、緻密に計算された様式美と、壮大なスケール、そして秀逸なテクニックによってはじき出されるアンサンブルまで、多様な世界観を見せたり聞かせてくれる部分ですかね。」とカウンター的に差し上げた。
「あ・・・そ、そうなの・・・」と帰ってきたらたいがい蔑視した人ですが、「ふーん。」だとまだ「いい人」でいれるんです。
で、一応聞きます。「まだ聞きます?」
「あぁ、もういいよ」だと「やっぱり」となります。いけすかないガキだったんですねぇ、ボクも。
ヘヴィ・メタルは日本では「ヘビメタ」と略され、長い間蔑視の対称だったけど、近年ではX-Japanや聖飢魔Ⅱ、B’zなどの功績もあってか、だいぶ市民権を得たけども、それでも欧米のように一般市民が普通に聞くというレベルには至ってないすね。
そもそもルーツのひとつとしてあげられる曲に、ビートルズのヘルター・スケルターなどがありますが、彼らがメタルと呼ばれなかったのは、多種多様なジャンルを取り入れていたからで、日本のサザンオールスターズに近いものがあります。
両者とも、ロックン・ロール、ジャズ、タンゴ、ワルツ、カントリー・・・と、ハッキリ言えばノン・ジャンルの、つまりなんでもアリのバンドなんです。
この傾向は故マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーにも見られるし、おニャン子やモーニング娘。、AKB48にも当てはまり、一種の売れるための戦略とも言えますね。
事実、頑なにジャンルを固定して長きに渡って売れ続けるアーティストは少ないし。
ところが、「らしさ」にこだわりたいのがミュージシャンで、「らしくない」と言われるのは、一種の侮辱だと認識してしまうんでしょう。
20才くらいのとき、助手席におふくろ(故人)を乗せて走っていたとき、ステッペン・ウルフのBorn To Be Wildをかけていたら、「わけうん(若者)が聞っとはわからん!」と言ってました。
ま、Born To Be Wildは67年の作品なので、むしろお袋のほうがリアルタイムなわけで、ボクは当時4才だったんですがね。
要は、自分から遠いものに熱中しているのがウザかったんでしょうね。
いやぁ、久々に暗くないこと書いてみました。まさにフツーの記事ですな。ちゅーのも、疲れてまして、明日も早いし、で、もう寝たいす。
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