消されるリスト

さて、カネで買収しようとしても受け取ろうとしないだけならまだしも、告発なんてことをやりかねない人、権力者からすればウザくいしょうがないですな。

　 つい先日、5月の16日に放送されたテレビ朝日の「ザ・スクープ」で、衝撃的な映像が流れました。衝撃的過ぎるので、他局もテレビ朝日自身もこの放送を見る人が極力少なくなるような努力もしたようですが、その件は後で。
内容は「検察の裏金作り」を告発しようとした、元公安部長三井環(みついたまき)氏が、その告発直前、別件の微罪で逮捕され、8年たった今、ついにその告発が実現した、というもの。

当時、検察幹部たちは、自らの遊興費を調査活動費と偽る領収書を偽造して裏金つくりをしていた。その金額は一晩10万円から30万円、毎年6億円、総額 100億円に上るという。もしこの事件が発覚すれば、法務省事務次官、検事総長、高検検事長、地検の検事正たち約70名の検察幹部が懲戒免職され、検察の 威信は一時期地に落ちることは免れなかった。

三井氏は実名で鳥越俊太郎の「ザ・スクープ」インタビューに応じることで告発し、朝日新聞第一面に取り上げてもらい、国会議員菅直人とも連絡して国会証人 喚問に応じる手はずも整えて、いよいよという2002年4月22日、インタビューの直前に逮捕されました。しかも「住宅ローンの借入手続きを新住所で行っ た」という信じられない微罪でです。

勿論、これだけだと世間が黙ってませんから、検察はたくみにマスコミにリーク情報を流して、三井氏をあたかも大犯罪人であるかのごとくに仕立て上げます。 小泉内閣法務大臣森山真弓は検察の裏金作りは事実無根であるとマスコミに虚偽の発表し、裁判の始まらないうちに三井氏を破廉恥検事として懲戒免職にし、そ して、裁判。検察と癒着した裁判官は、法曹関係者の常識からすれば、異常な実刑判決をくだしたわけです。

【1】三井環氏口封じ逮捕の真相

続きはこちら↓
【2】三井環氏口封じ逮捕の真相
【3】三井環氏口封じ逮捕の真相
【4】三井環氏口封じ逮捕の真相
【5】三井環氏口封じ逮捕の真相

まぁ、これに似た事件としては植草事件がありますな。これはまたの機会に書きますが、他にも別件・微罪ではめられた代表的な例としてはホリエモンもいますね。

植草氏も堀江氏も、特定の人から見れば「超ウザい存在」だったのは間違いないですから、消されるリストにいて当然でした。

今で言えば、上杉隆氏とか副島隆彦氏、リチャード・コシミズ氏なんかがリストに載ってそうですな。消されないように頑張って頂きたい。

つかオレまで消されてたりして・・・。

ところでこのテレ朝「ザ・スクープ」は関西では16時から放送予定だったんですが、14時に開始した野球の放送時間延長の為、深夜1時50分に変更になり ました。14時に試合開始の野球中継が2時間で終わることはほとんどないので野球が雨で中止にならない限り、「ザ・スクープ」は多くの人に見られる事はな いという計算。関西以外の地区では、放送時間帯に強力な裏番組を振り当てられました。「たかじんのそこまで言って委員会」にありえないようなビッグゲス ト、ビートたけし。しかも最初から番組に登場せず、14時過ぎに機を見計らって登場。しかもテレビ番組案内欄には「たかじんの・・・」の宣伝が珍しく掲載 され、「ザ・スクープ」の番組欄には検察の裏金のことは一切掲載されていない。

まぁようやりますわ。