アマチュアバンドたるもの

公開日: : 最終更新日:2014/05/14 ブログ

 どうにもサボりがちですが、久々に書いてみます。こないだタマちゃん達のライブを見た事もあって、バンドの存在のしかたをあらためて考える事が増えたんすね。

 アマチュアだから、プロだから、と分ける必要もないのかも知れないけども、いずれにしても「何が目的か」はメンバー間で共通しているにこしたことはないと思うンスね。

 ライブがしたいのか、それともただ音を出したいのか、ただ集まりたいだけなのか・・・。仮に後者だった場合、それは中々言い出せないし、また言うべきでないから言わないでしょ、フツーは。つまり本心かどうかは別として結局はライブ、つまり発表の場を持つこと、ってことになるんだと思うンす。

 で次に、ライブは何の為にやるか、ということが大事になってきますな。


練習の成果を他人に見てもらうため、というのは子供の発表会っぽいけど、ま、それもなくはないでしょう。でもやはり、客に楽しんでもらうため、これに尽きるんじゃないかな、と思うす。少なくとも客に足を運ばせる以上、「自分が楽しむため」ってのはマズい。少なくとも優先順位の一番ではマズい、と思うス。あってもいいし、ある意味あるべきだけど、それだけを、あるいはそれが一番の目的ではマズい。

 だから、まずもってテーマとすべきは、客の立場になることなんだと思う。

 客は、そのイベントの開催をなんらかのきっかけで知り(勿論ほとんどは義理)、その日のスケジュールを空け、当日その会場へ向かい、駐車場を探し、会場まで歩く。開場時間、開演時間に裏切られながらもとりあえず待ち、目的でないバンドも一応見る。
 知らない曲でも、とりあえず歌詞を追いかけ、ウマいのかヘタなのかもわからないながらも、終れば拍手をする。演奏中は友達との会話もできず、禁煙で飲料の販売もなく、イベントによっては椅子さえもない中、最後の曲がお終れば周りに合わせてアンコールを要求する。

 ボク自身も幾度となく経験した「客」という存在。

 これが「サイコー」になるか「苦痛」になるか、この境目は何だろう。実はボクの場合、この苦痛をプロのライブで経験したことが多い。プロは、技術に関してはウマい人が多い。だが、実際はプロと呼べない人が多い。

 プロ、正確にはプロフェッショナル。それを専門的に進め、生業としている人。つまりウマいかどうかではなく、それで食ってる人のことを指す。

 だから本当のプロは、演奏だけでなくイベントの運営全般的にそつなくこなすべきで、客に対して責任をもてる人のことを指すのだと思うのだ。

 ま、それはいいとして、アマチュアでもやはり大事なのは客とは何か、を理解することがまず第一だと思う。

 ボクはいわゆるヘタクソのライブも何度も見たことはあるが、そのなかにも「サイコー」は意外とある。

 一概に言えないことも多いけど、とにかく客の立場を踏まえたイベント、あるいはステージングを心がけなければ、というのが、ボクなりの結論だ。ま、言うは易し、行なうは難し、ともいうけども、それを追求したいと思うス。

 で、この「客の立場になる」と言っても実は結構難しい。「ボクだったら」という捉え方では間違ってしまう。なぜなら、自分は音楽に詳しいし、裏方の事情も知っている。だけど一般客はそうじゃないのだ。

 一般客でも、共通して理解できるのはまず曲の認識だ。知ってる曲か、そうでないか。そして音程。ハズしてるか、そうでないか。この二つはシロートでもわかる。だから最低限気をつけるべき部分だと言える。

 次は歌詞とメロディだ。ほとんどの客はドラミングを追ったり、ベースラインを追うことはまずない。イントロやソロは別だが、大概は歌詞とメロディで精一杯なのだ。てことは、歌詞やソロパートは「聞こえなければならない」のだが、ほとんどのロック系のイベントでは聞き取れないのが現状だ。これは音響さんにだけ責任があるとは言えない。

 そして最もわかりやすいのがMCだ。これは誠意を持って鍛えるべきだと思うんです。勿論アドリブが利いて気のきいた時事ネタでも飛ばせる人はいいけど、なかなかそうはいかない。だからちゃん予習して台本は作るべきなんすね。

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Comment

  1. YONEX より:

    おまけに言動まで妙な奴が多いときたもんだ。

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