個性:99年11月号掲載分
公開日:
:
最終更新日:2014/05/14
霧島フォーラム「狂この頃」
毎月〆切りがせまった頃に「やべっ」と慌てるのだが、今回はすでにキーボードに手が乗っている。なのに、テーマに悩んでいる。ネタがないわけじゃない。ありすぎるのだ。タイミングを逃すと意味が無いのがコラムなのでヒジョーに迷う。政治経済方面や芸能・スポーツ方面にも色々物申したいことはあるし、旬のネタも扱いたい。が、しかしそんなのはどこのコラムニストも書くだろうし、第一読者もつまらなかろう。おっと、その前に読者はいるのか?一体どれだけの人がこのページを読んでるのだろう?あぁ、そんなこと考えてたらウレセンに走ってしまう。と、いうわけで今回のテーマは「個性」。なんだ、ぜんぜんフツーじゃねーか、とお思いでしょーが、まぁ聞いてちょ。先日TVのロケで「高校生討論会」ってのがあって、「茶髪」とか、「援交」とか、「ピアス」だ「ルーズ」だと、いろんな話題で意見が飛び交ったのだが、その中で「なぜ茶髪にしたいのか」という問いに「個性を出したい」と返ってくる場面があり、キョーレツに印象に残っているのだ。かく言う筆者も金髪である。そのムカシ、髪を染めたり、男がロンゲにしたりするのは、不良か音楽やってるか、だったが、いまやフツーの人がフツーにやる時代。だが、それを「個性」というのはどうだろう。ならば「個性」は金で買えるのか?ファッションが「個性」なのではなく、ファッション・センスを「個性」というのならまだわかる。もし、日本中のコギャルがガングロだったら、誰も目立たなくなる。人と違う事をするのが「個性」なら、犯罪者はみんな「個性派」だ。未成年、特に学生に「制服」や「校則」があるのは、同じ土俵で「本当の個性」を発揮して欲しいからだ。みんながカリスマとあがめる宇多田ヒカルや安室奈美恵、降谷ケンジ、清春、、、、あげたらキリがないが、彼等はもし「制服」を着ていても十分カリスマである。そう、「個性」とはその存在の意味なのである。趣味、特技、発言、勇気、挑戦、開拓、夢、目標、行動、、、、、これもまた、あげたらキリがないが、とにかく「個性」とはそういうことである。モノマネはあくまでマネにすぎない。しかし、モノマネも極めれば立派な「個性」だと思う。筆者はコロッケ氏に直接あったことがあるが、彼のモノマネは既に神の領域だった。すごい「個性」だと想った.とにかく、一番つまらないのが「中途半端」である。R&Bが流行りだしたら、猫も杓子もやりだした。だが、どうせ便乗するならトコトンやって欲しいものである。「便乗」も極めれば立派な「個性」だろう。筆者は相変わらず「ヘヴィ・メタ」が好きである。いつの日か、ヒツトチャートの半分を「ヘヴィ・メタ」が占める日が来たら、世間はそれを「ウレセン」と呼ぶだろう。「ウレセン」とは結果論であり、最初から「ウレセン」ではなかったのだ。「レゲェ」も、「ヒップホップ」も、もちろん「R&B」だって長い間「マニア」のものだった。実際、B’zや一部のビジュアル系バンドがやってる音は、80年代「ヘヴィ・メタ」と呼ばれた音楽だ。とにかく、ジャンルや呼び名はどうでもいい、まず「自分」をアピールすることから始めよう。本やカタログで見たモノマネではなく……。
関連記事
-
-
表現の自由?:2001年3月号掲載
最近、表現の自由が論じられるケースが増えた。某局キャスターが徒党を組み、かたや倫理団体が民放各局に
-
-
オリジナルとコピー:2000年1月号掲載分
世間はまさにミレニアム!と同時に新世紀へのカウントダウンもスタート。さて今月から筆者の友人である「
-
-
デジタル・ディバイド:2001年6月号掲載分
筆者もインターネット業界に職を変えてからはや3ヶ月。世はやれ「IT」だ「eコマース」だと騒がしく、
-
-
米同時多発テロ:2001年11月号掲載分
数え切れないほどのコラムが出回っている「同時多発テロ」。報復に疑問を唱える人も少なくないが、疑問の
-
-
恥自慢:2001年12月号掲載分
先日、ある深夜番組で、郷土の星そのまんま東氏がゲストとして出演していたので、興味深く見ていた。話題
-
-
アマチュアバンドコピーランキング:2000年2月号掲載分
Kyoです。Y2K問題もライフラインを揺るがすことなく、ノストラダムスに続きほっと一息か、と思いき
-
-
日本初・日本一?:2002年1月号掲載
「世界初」とか「史上初」っていう表現も好きじゃないが、もっと考えてしまうのは「世界一」とか「日本
-
-
日本人が相手なら日本語だろっ!:2002年2月号掲載
新年あけましておめでとうございます。といっても皆さんのお目にかかる頃は月末でしょうけど・・。何は
-
-
邪馬台国(邪馬壹国)は都城だった!?:2001年4月号掲載分
何年ぶりかに"興奮"という感覚を覚えた。僕は最近、それにハマってしまっている。それは昨年の11月号
-
-
あがってなんぼ2:2001年8月号掲載分
「自己満足と、他人から見た羨望の違い」ってことで先月は締めくくったのだが、何も羨望に限ったことでな
- PREV
- GUYS、全国大会へ:98年12月号掲載分
- NEXT
- 田中まこと:99年3月号掲載分
