■ヤンキース松井が開幕を四番で迎えるという、そんなある日に・・・。
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最終更新日:2014/05/14
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ボクのスーパーマブ、つまり大親友が禁酒を開始した。一大決心である。それが彼にとって、どれだけの決意かは、想像に難くない。いわゆる依存症あるいはその予備軍だからだ。
そもそも依存症の人にとって、アルコールは好き・嫌いの次元ではない。エチルアルコールの摂取によって得られる精神的、肉体的な薬理作用という、いわゆる中毒症状なのだ。タバコでいうニコチンや、ギャンブル依存症、ショッピング依存症、麻薬や違法とされる向精神薬、覚せい剤などによる薬物依存症と同じで、それを断つということは、この上ない苦しみなのである。
しかしながら、自分だけならまだしも、家族や第三者に被害が及ぶ場合は断たねばならない。彼はついにその決意を固めた。ボクは、親友として一緒に禁酒に付き合うことにした。
ボクは元々かなりの大酒のみだったが、いわゆる「酒好き」ではなかった。若い頃は、酒の強いヤツがかっこいいという迷信にとらわれ、友達二人で一軒の店でビール大瓶2ケースあけてみたり、レミーマルタン3本を夜8時から翌朝7時にかけて飲みきったり、最悪は霧島一升瓶をイッキ飲みしたりしたこともあった。さすがにこの時は気を失い、周りを騒がせてしまったが、それほど飲んでいた。
だが、体質のせいか「酔う」という感覚に、魅力を感じることはなかった。大量に飲んでも「吐く」という経験もしていないし、二日酔いではなくその日のうちに頭痛が始まっていたものだ。それでも若さゆえか、とにかく飲み代はかなり使っていたし、挙句、自分で飲み屋を開店してしまう始末だった。
だが、30歳を過ぎた頃に空腹時にアルコールを摂取すると全身の間接が痛み出し、夜中にあえぎ苦しむという症状が出始めた。病院で見てもらったら、本来アルコールは酸化されアセトアルデヒドとなり、これが脳や臓器に影響して酩酊、吐き気、むかつきなどに繋がる。ところがボクの場合は何故か、酩酊や吐き気をもよおさない代わりに間接に影響していたのだ。先生によればあまり見られない症状らしい。
ボクはこのせいで酒を、特に空腹時は飲まなくなった。
とにもかくにも、依存症にとっての禁酒はとにかく「飲まないことに慣れる」しかない。はじめは禁断症状が辛いはずだし、別な何かにはけ口を求めてしまう危険性もある。プロのカウンセリンクも考えたが、本人が「やる」という決断をしたので、今はそれを尊重したい。
命がけというと大げさに聞こえるだろうが、実はそれほど大げさでもないのが依存症との決別なのだ。ボクは昔、トルエン中毒の友人がいて、結局彼はボロボロになって入院し、更生に貢献できなかった経験がある。
二度は繰り返さないのがボクの身上だ。場合によっては鉄拳制裁も覚悟してフォローしていこうと思っている。
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Comment
Lycaon
2009/04/06 23:39
人を応援するって難しい事だと思います
無理強いもお願いもできないから。
お友達。禁酒が成功するといいですね
himazaru
2009/04/07 00:07
拙者も最近少し飲み過ぎると調子悪いです。
けど…酒もタバコもやめられませんなぁ…
lotta
2009/04/07 00:32
そこまで自分の事考えてくれる友達がいるって、
お友達さん、ほんと幸せな方だと思います∞
私も応援してますww
いつか、適量を楽しく、
みんなで美味しく飲めるようになるといいですね∞
ちびた
2009/04/08 15:35
私は禁煙しても禁酒は難しいので気持ちはわかる気がします。
でも依存症まではないので無責任な想像はできませんが、飲んで終わっていた一日の時間をちゃんと自分の為に使えるなら本当に価値があることですね。