現代がいかにちっぽけか、という話。
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最終更新日:2014/04/02
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例えば日本史を語るとき、「室町時代に応仁の乱が起り、まもなく戦国時代に突入する。」なんていう表記は、特に何の変哲もないように見える。事実約10年続いた応仁の乱を契機に室町幕府は衰退していくのだが、この文章で目を引くのは「まもなく」という言葉だ。いつからいつまでを語るかにもよるが、旧石器時代から現代までを早口で言うなら妥当な表現かもしれない。
私たちは現在、日々目覚しい進化を遂げ、その中心にインターネットがあるのは言うまでもないのだが、民間人に普及しだしてからはまだたったの十数年なのだ。
何が言いたいかというと、数千年先の歴史の教科書に「この頃、インターネット技術が浸透し、まもなく人類の大半が死滅する。」と、書かれていても違和感がないってことだ。
311直後、当時の枝野官房長官の言葉に「直ちに人体に影響はない」というのがあるが、これもずっと先の時代の歴史書では、「まもなく異変が起きだした。」とあるのかも知れない。
「直ちに」と、「まもなく」はどう違うのだろうか。勿論それぞれ相対的に使うか、絶対的に使うかで変化するだろうし、枝野氏もそこを利用して使ったのは想像に難くない。
私たちが生きているこの現代、そうやって見ると見事にちっぽけだ。
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