都城の顔とは。

公開日: : 最終更新日:2014/09/05 社会問題, 都城愛

 長文ですよー。
 昨日は音楽祭事務局で行われた中心市街地活性化意見交換会をたまたま見学することになりました。
 参加者はおもに市民団体という位置付けの代表の方や学生さんで構成されてました。ワークショップとしいう形でおそらく複数回行われているようでした。市長、副市長や商工会頭も出席していて、「おお、なかなか本格的d(○゚∀゚)b」。

 僕もこういう形式の会合には何度か参加したことがありますが、悪く言えば「一応、市民の意見は聞いた」的な保険目的だったりするのが常で、逆に言うと参加した人たちは「実は市民の代弁者」的な責任を負ってしまうのだけど、そういうことは匂わせないもって行きかたで召集したりするんですな。

 例えばこんな記事をこともあろうにブログに書こうものなら、「そんなん書いて大丈夫なん?」的な既定路線が充満していて(保守的な地域では特に)、僕の今後の人間関係を心配してくれる人もいたりするのだけど、それではこれまでの二の舞、三の舞だよなぁ、と思ってるので。

 さて、企画責任者のS氏にはホント申し訳ないけどアラばっかり目立ちました。意見交換会である以上、ああしよう、こうしたら?とか「その課題の代替案は」的な話かと思いきや、現状の問題の羅列が連発し、答えを市長や会頭に問うみたいなスタイル。具体的施策ってのはほとんどなかった。多分運営側もそこまで期待してなかったのかな、とも思ったんですが、池田市長、一味違いましたね。
 「まだまだ情熱を感じない!」「突拍子もない意見がない!」という喝。そーでなくちゃ!

 しかし出てくる意見はこれまでにほぼ出尽くしている感のあるものがほとんどで、「突拍子もない」に唯一近かったのが「40億も50億も使うんなら、シャッター街の店全部買い取って、移転保証までやっちまえ」という案(多分4.5階建てのビル作って庭付きの引越し先を提供しても一軒2億あれば済む)。

 とりあえず備忘録的に内容を書いとくと、

■スーパーが欲しい。タクシーで行く人がいる。
  ま、これに関しては中村デパート、寿屋、そとて大丸と消えいく中でずっと囁かれている話ではあるんだけど、いかんせんやる方も採算が取れないとわざわざ倒産するために開業することになるわけだから、人が集まる「前提」作りから考えるべきですね。

■子供はもういいかな、と思ってしまう世の中。ただ増えればいいではなく、出来てからも課題。幸せに育ってくれるような…
 なんらかの少子化対策が功を奏したとして、実際に人口減や流出に歯止めがかかり、増加傾向が認められるとしても、それは30~40年後だから、現状で考えるタイミングではないような気がしますね。人口増としては少子対策も大事だろうけど招聘制度の方が即効性と現実性が高いと思うけども…。

■カルチャースクール等の積極導入。
 これは実は結構あるし、優秀な人材も多いんだけど、周知の問題があって、この周知の問題ってのは、他の分野でも共通課題。

■子育て支援に関して、子供を預けるスペースを考えてるのか、という問い。障害者支援等についても。
 全体の3割強の時間が割かれていたのがこの「子育て」系。総体的にはそこばかりに集中するのもどうかと思うけども、当事者からすれば「すべて」なんだろう。だけど、それと同じくらい考慮に入れるべき話はいっぱいあるんだけど、そういう関係者は呼ばれてなかった。

■いろんな施設がそこに集中している、ワンストップがあるといい。
■ポイントからポイントが遠い。
 たしか青島駅周辺で導入されてるトゥクトゥクみたいな移動サービスの導入、なんてのもあるような気がするけど、それって「やりすぎ」の気がしないでもない。便利になりすぎて甘えが常態化してるとも取られかねない。一部の高齢者のことに集中するのもどうかと思うな。公的にというより、病院とかが導入すべきサービスとして考えるためには、病院の競合を煽るべきなんじゃないだろか。

■スタバ等あればいい。人が集まる。?
 僕も随分前に武雄市の事例を市に問うたことがあるけど、その時にはまったく無関心だったし、むしろ批判してましたがねぇ。まぁもちろんスタバ付きの図書館が入ったからといっていかほどの効果があるかは疑問だけど、例えばオープンテラスの部分は喫煙者に全開放して、書籍そのものでなくiPadを貸与して、そんでデジタル蔵書10万冊、くらいのことやると話題にはなるかもしれんなぁ。

市長 復活の中心が必ずしも商店街にこだわっていない。
 そりゃそーです。むしろビジネス街でしょ。

■コインパーキング。
 都城志布志道路の整備が完成すると(少なくとも平塚~都北間)、10号線の交通量は劇的に減少して、特に輸送車は激減するのだろうなというのは同感ですね。で、車線を減らしてコインパーキングということなんすけど、そうすっとメリットもあるけどデメリットも多いような気もしますけどね。

市長 今までの政策は一旦置いて、イチから考えてほしい。突拍子もないものからお願いします。

■地権者の本音は?
  ・庭付きの家に移れるのか?と思ってる人もいる。
  ・跡継ぎもいないし、病院が近いし、離れたくないという人たち。
 まずだいいちに中心市街地という、宮崎で2番目の都市である「顔」の地域に住んでいて、そのシャッターを閉じたままにしておくことが、どういう影響を行政区や市民の未来に影を落としているか、という点の自覚があるのかを問うてみたいものだ。その上で納得できる理由を聞かせていただけるのなら議論の進め方も進み具合も変わるというものじゃないかな。

■遠方から来た高齢者のランチできるところがない。特にうどん、そば系。そういうのにチャレンジショップ的な助成はどうか?
 現実的に採算が見込めるのなら「チャレンジ」もするだろうけどね。実際に「うどん・そば屋」が開業してそれなりの客が来たとしても、一定の金額を維持しないといけない立地なわけで、郊外の安い店との競合が厳しいと思う。客は次には「安さ」を求めてくるし、その次には接客、サービス、しまいには店の雰囲気まで求めるようになってくる。そうやって利幅はどんどん目減りしていくのが商業なのだねぇ。

■点が線、面になりきれない。

S氏 かっぱ元気市など、女性の力がすごい、続けるパワーがすごいがどうだろう?
 市長が「突拍子もない意見」を求めているのに、地味すぎるネタ振りだった。残念。

■図書館に読みたい本がない。三股に行く。博物館、美術館がない。水族館、動物園等。
 蔵書を増やすならまだしも、水族館や動物園ていうのはありえない。話そのものには「夢」があるけども、現実問題として10年後、20年後の非難の的になるのは決定的。どうせなら、ディズニーランドくらい謳って、九州全体から、いや日本各地から客を呼べるくらいの意見を言わないと、「妄想」でしかない。

■雨の日に行くところがない。
 このあたりの年間降水日数はだいたい80~100日。外で遊べないレベルが7割あったとして60~70日程度。つまり年間の1/6程度なわけで、そのくらいは室内で勉強や文化・芸術、あるいは家族の会話、団欒、またはゲームや読書でもいいと思うし、雨の日専用の施設を作ってそれ以外の5/6に使えないようでは完全に予算の無駄。例えばプールが年間の40日程度しか使用されず、320日は管理費だけが出て行くのだ。雪国ではないのだから、これは優先順位の上位にはとても持ってこれない。

■大学の学生寮にできないか?若者は歩くと思う。治安が悪くならないようにします。牟田町に行くにも帰るときタクシーは使えない。
 なかなかいい意見だと思うが、家賃と学生の支払える限界のギャップに問題がありそうだ。それに人並みに好影響を出すためには200人以上の入寮がないとたいした効果はないだろう。そうすると単純に200室以上の部屋が必要なわけで、そうすると居住区(居住棟)の大半かそれ以上を学生寮とすることになる。これは周辺施設の利用に大いに影響がある。というのは、病院や商店はもちろん、いわゆる消費は財布と直結するのだから、消費活動の活性化につながりにくいわけだ。学生さんと社会人、あるいは年金生活者では消費のレベルが違う。

■託児所は一時的なものならあっていいかもしれない。
 

■論点がバラバラ。20年後どうなっているか?ほのぼのでいいじゃないか?都会でなくていい。
 最後の最後にこの発言が出たのだけど、もっと早めに出たなら良かった。「都会でなくてもいい」というのは、いささか主観が強すぎだと思うが、一石は投じたと感じた。

という感じでした。

 とにかく具体案、というとこまではまだまだ、といった感じで情報を集めている段階ということでしょうかね。ハートシティ都城の青写真としては大丸跡地に全天候型多目的施設を前面に考えているようですが、僕としてはそれ以前に旧シビックコア計画や、大店法による傷跡、前回の大丸救済等のウミを一旦全部出して、市民に公開した上で、意見を募り、その市民も安直に指名するのではなく、具体的な討論のできる人材の発掘から始めるべきなんじゃなかろうか、と思うんですけどね。

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