消滅する旧4町?02
言うまでもなく、税金のほぼ3割は社会保障に使われていて、これは高齢化が進むにつれますます増大するわけですから、高齢化問題はほぼ中心的な要素になってきます。
さらにインフラ整備や住環境など、効率化を図るためには、やはり町のコンパクト化は絶対条件であることは間違いありません。
これは都城市+三股町とほぼ同じ人口の東京都西東京市の比較図です。分母には面積を示しているのですが、実に48倍の広さがあります。道路の長さ、上下水道、ガス、電気その他のインフラはもちろん、鉄道やバス、公民館などの施設建設の数など、キリがないくらいお金がかかかるのが「田舎」なのです。しかもいわゆる自然災害などに見舞われやすいのも山間部ですから、安全という意味でもコンパクト化、バックアップシティ化は進めなければいかんわけです。
これだけの広さに住んでいる人達が、ほんの少し中央に寄るだけで、驚くべき変化が起きるのは間違いないのですが、そう簡単にはいかないのも事実です。
問題は、やはり市民一人一人が、この現状を理解・共有することなんですが、これもままならないわけです。
また一方では「山間部の活性化」が、政策として盛り込まれる場合がありますが、これはコンパクト化と逆行しているケースも多々見られます。
そういう意味も含めて、コンパクト化の進め方は、さまざまな「機能」を考慮して考えるべきだと思うのです。
では、どんな「機能」を考えるべきなのか、ですね。次回はその「機能」について書ければな、と思います。
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