ひとくちに音楽と言っても、そりゃ人それぞれ・・・
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最終更新日:2014/05/14
ブログ, ミュージック・レポート
僕の音楽物語は、つってもそんな大層なもんでもないですが・・・
小学生低学年ではフツーにアニメや特撮ソングが好きだったけど、4年生のときのクラスメートにミヨちゃんて子がいて、全身タータンチェックだったんですな。ここでわかった人は40代以上。
そう、彼女はベイ・シティ・ローラーズの熱狂的なファンだったんです。僕はそれまで洋楽に全く興味なかった、というか知らなかったんですが、それをきっかけにラジオ・マニアになりましたね。ほとんどUKのアーティストで、BCRは勿論、クイーン、ジョン・レノン、ウイングス、ABBA・・・。ちなみにこのミヨちゃんとは高校までの12年間、ただ一人クラスが一緒でしたけどね。
少し遅れてUSAも聞くようになり、KISS、VAN HALEN・・・と、ここでハードロックに傾倒しだしたんですけど、当時はFMと言えばNHKだけで、1曲まるごとエアチェックできたり、ライブが放送されたりすると、それはもうジャンル問わず宝物のようにカセットを集めていたものでした。
必然的にAORやブラック・コンテンポラリー、インストゥルメンタル・ロック(当時はフュージョンというジャンル名はなかった)が多く集まってましたね。
中学になると友達にギター持ってるヤツが出てくるので、必然的にフォークやニュー・ミュージックも聞くようになり、僕の部屋のカセット・ラックには、リー・リトナーの隣に吉田拓郎、その隣にKISS、その隣に日野皓正、その隣に榊原郁恵、山口百恵、アリス、ピンクレディー、キャンディーズ、オフコース・・・という、まさに好き嫌いのない健全なマニアでした。
ま、しいて言うならクラシック、オペラ、シャンソン、演歌、民謡・・・はなかったですかねぇ・・・。
「で、いったい誰のファンなの?」と聞かれれば・・・みんな好きですねぇ、ちゅーかマジ好き嫌いないんですが(ちなみに食べ物にも好き嫌いないです)、ずーっと継続してファンであり続けているアーティストは、特別いないですね。
僕は、誰々の、というより、作品を好きになる場合が多く、例えばデビュー当時のサザン、具体的には「勝手にシンドバッド」から「いなせなロコモーション」までの約2年間とか、同じくデビュー当時の長渕剛、「雨の嵐山」から「二人歩記」までの約3年間がマニアだった、といった感じだったり、例えば矢沢永吉でもすべての曲が好きというわけでもなく、まぁ、やっぱり作品で選んでますねぇ。
結局、アーティストのパーソナリティとかのファンになるというケースは僕の場合はほとんどないです。たしかに榊原郁恵のポスターを部屋に貼ってたけど、それは歌手・榊原郁恵のファンだったというより、単に巨・・・いやこれはいいですな。
高校生になるとテクノやニューロマンティック、パンクに傾倒しましたね。特にYMOとデュラン・デュラン、クラッシュはハマりました。といっても、これも期間限定ですが。
トータル的に、ずっと好きなのはやはりハードロック、ヘヴィメタルですねぇ。特に70年後半から80年代のNWOBHMは今でも大好きで、マイベストをiPodで持ち歩いてますんで。勿論これも誰々というより作品で選んでいるので多種多様です。
KANSASやバニラ・ファッジからZEP、サバス、パープル、アイアン・メイデンからスティールハートまで、欧州系は特に多くジャパニーズもラウドネスや44マグナムも持ち歩いてますな。
ちなみにここんとこのヘビーローテーションは、Fried Prideやビリーバンバン、Superflyや坂本冬美なんかもありますがね。
それでもあえて、ベストを挙げろ、と言われれば2人います。
「矢沢永吉」と「マイケル・シェンカー」です。矢沢は言わずと知れてるので、マイケル・シェンカーを少し解説します。
マイケル・シェンカーはドイツ出身のギタリストで、白黒の「フライングV」がトレードマーク、兄はスコーピオンズのリーダー、ルドルフ・シェンカー、妹はヴィーヴァのバーバラ・シェンカー、息子のタイソン・シェンカーはFaster Infernoのギタリスト。兄のスコーピオンズやUFOに在籍し、自身のバンドMSGを展開している。歴代のメンバーには故コージー・パウエル、グラハム・ボネット、サイモン・フィリップス、ロビン・マコーリー等もいる。
で、この2人に共通しているのは、秀逸なメロディー・メイクですね。永ちゃんのマイク・ターンやマイケルのギター挟みやギター折りも好きだけど、結局はメロディーです。勿論、入口はかっこよさだったと思うけど、今でも好きなのは質の高いメロディーに飽きないからなんですねぇ。そしてその質の高さをずーっとキープできる、そこがすごいというか・・・。
では別の観点から。歌がうまいと思う歌手はだれか、と聞かれれば吉田美和、広瀬香美、絢香・・・ま、みんなうまいと思いますが、好きな声の歌手は?と聞かれれば、小泉今日子、ジャスティン・ビーバー、ビリー・ジョエル、ジェフ・テイト・・・と、まぁバラバラですな。
もう一個の観点、「詩の質」で言えば槇原敬之、飛鳥涼、村下孝蔵と言った兼シンガーも好きですが、高橋研のような作詞家に徹している人も出てくるし、音楽というより文学的なカテゴリーになってくるのでここへんで。
もうひとつ、これはJAZZ特有の観点かと思いますが、いわゆるインプロヴィゼーション、つまり即興演奏の醍醐味、ですね。これはもう作品がどうとか技術がどうとかじゃなく、感性のクオリティに尽きると思いますね。佐山雅弘さんや村上ポンタ秀一さんを見る機会が多いんですけど、感性に加えて引き出しの多さがすごい、というか。
いつか生で見たいと思うのはFried Pride。特にギターの横田明紀男氏のギターは1m以内で見てみたい。あとベーシストならビリー・シーンを3m以内で見てみたい。ドラマーはポンタと大坂昌彦とトシ・ナガイは1m以内で見たので、レッチリのチャド・スミスを見てみたい。
ま、総合的に言うと僕はエンターテイメントを求めているので、ただうまけりゃいいってのはあんまし興味ないですね。例えばウイットに富んだMCだとか選曲の妙、衣装やセット、あるいはかもし出す雰囲気やたたずまい、そういうののトータル的な演出がプロには必要だと思うし、だからこそカネを払う価値があると思ってますな。
結局誰の何を楽しむか、は人それぞれだし、それがルックスであったり話題性であってもまったく問題ないですね。
要は何かを送る側と何かを受け取る側が、何かで一致すればそれで成立する、それが文化だと思います。
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いやぁ言ってみるもんですねぇ。早速わいおい事務局からメツセージいただきまして、善処して
Comment
ニーニーくん
2011/02/11 06:28
オハヨー! 評論家のぷるんすけさん…
↓ いやいや
僕の音楽物語は、つってもそんな大層なもんでもないですが・・・
ボクは、音を奏でる人 尊敬します!。
北諸地方の文化 ゲタんなんとか三味線?
民族楽器 あー 箱三味線 だね。
あんな木製の箱にタルキに そして 絃(弦)を張り
チャンカチャンカ チャンカ チャンカ て書けば
自然に 曲が聞こえる♪ すばらしいと思います。
ボクはなんもできませんが…
ボクんちには、楽器が押入れにあります。
普通のギター → お父さんの若い頃の…
エレキギター → お兄さんの…
三味線 → バーちゃんの形見…
チョッと コメント ずれましたネ…
知らん人 検索→ゴッタン
[Res]狂咲 狂
2011/02/12 22:01
え!エレキあるんすか?もったいない!ちょーだい、ってウソですが、「伊達直人」と称して施設に寄付とか・・・。
おかしむじ子@pray for Japan
2011/02/11 13:12
音楽の好みを紐解いていくと、その人の歴史が分かりますね!
私の場合、
アニソン→サザン→ダンスマニア→ちょっぴり洋楽→テクノ→…
で、これからはきっとムード歌謡とか…
ちなみに、ウチのじーちゃんが民謡の太鼓の先生だったので、意外と民謡も好きだったりします(^O^)
[Res]狂咲 狂
2011/02/12 22:02
民謡はね、最近になって朝崎郁恵さんとか好きよ、うん。
A隊長
2011/02/11 20:28
いやぁ〜ここまで詳しく、情熱的に答えていただいてありがとうございますm(_ _)m
ぷるんすけさん!音楽を語り出したら1週間ぐらい語れるんじゃないですか?
自分は酔っ払ってカラオケを歌うぐらいで、そこまで詳しくはないですけど…
たしかに、いい曲(作品)はジャンルを問わず良くて、人を感動させたり、心地良い気分にさせてくれたり、とにかく音楽の力ってすごいなぁと思います!
[Res]狂咲 狂
2011/02/12 22:03
いやいや一週間って・・・死ぬがな orz