ブラックジャックによろしくったってどーすりゃ・・
某元市議と会話する機会がありますた。
氏はとてもいい人で、それが災いしたのかな、と思えるほど政治家は大変みたいです。
「いい人」じゃダメなんですな、政治家は。
人は生まれてから現在に至るまで、様々な人間関係をそれぞれが構築してきたわけだが、その中には公務員もいれば農家だっているし、社長もいればフリーターもいる。
政治家になるということは施政方針があるわけで、必然的に業界や立場、年齢や性別などに無意識に優先順位をつけてしまうことになる。
例えば、「私は介護・医療業界に力をいれます」といえば、「農家は後回しか!」と受け取られるし、事実そうならざるを得ない。大げさだがこの時点で一種の「敵」ができてしまうわけだす。
前阿久根市長の竹原氏は、わずか数百票差で再選はならなかったが、氏も公務員改革を進めるに当たって、当然身内や友人に公務員はいるはずで、少なくともそこになんらかの亀裂が生まれないはずはない。
例えばもし、僕が同じように公務員改革を謳って政界に進出すると言えば、半世紀に渡って築いてきた親戚縁者や友情にもヒビを入れかねないわけだ。
つまり、それほどの覚悟がないと「この町をよくする」なんてことはできんわけだ。逆に誰からも好かれている人は(あるいは誰からも好かれたい人)、何も出来ないとも言える。
あっちを立てれば、こっちが立たず。大変な仕事・・・・のはず。でも、実際はみんな各方面にいい顔をするから、結局なんの改革もできない。
「ブラックジャックによろしく」の漫画家・佐藤秀峰氏が、講談社との確執を経て小学館から「新ブラックジャックによろしく」で再スタートする一方で、これからの漫画家の在り方に一石を投じている。
「ブラック・・・」を配布するので自由に使ってくれ、というもので、これは実際すごいことです。自由にってことは「ZIPファイルをCD-ROMとして売る」「画像を利用して同人誌を作って売る」「そのまま印刷して売る」「ダウンロードした画像を元に続編を勝手に作る」などが全てOKということで、本人も「講談社以外は自由に使ってくれていいです」と言い放っとります。
漫画界が大きく変わる前兆なのかもしれんですね。
一方で氏に反論している同業者も多いらしく、どの世界でも、何かをやろうとすれば、絶対に敵はできる、ちゅーわけですな。
敵は作りたくないから「何もしない」、これが賢いかどうかは別として、確かに安全です。
東国原氏の都知事選出馬はほぼ確定的かな?と。不出馬も噂されてる現職の石原氏、猪瀬氏、蓮舫氏が今のところ仮想対抗馬。池上彰氏は撤退したし、前横浜市長の中田宏氏や丸山和也参院議員も話には上がっているみたいですが、現時点では石原VS蓮舫VS東国原の図式で間違いないでしょ。あ、桝添さんもいたっけ?
蓮舫に分があっかなぁ・・・。
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