都城市PRの課題
お盆を迎え、若干だけど時間ができたので久しぶりに書きます。去る7月24日、都城市総合文化ホールで都城市PRロゴ発表式典が行われ、PR課を新設した甲斐もなく大盛況というわけではなかったようです。
広報「都城」の8月号は、なにかと話題を振りまいた紫舟氏のロゴが白地にデンと構え、さながら誌上景観条例の如く、他の文字列を追いやらざるを得ない表紙です。2~3ページにはその紫舟氏の書いたロゴに纏わる式典を中心に書かれています。紫舟氏については過去記事でも触れているので、そちらも参考にしてください。いずれにしても6000万弱という空前の予算を計上した紫舟氏起用ですから、結果を出してもらわないといけません。
都城市が「PRに力を入れる」という宣言は聞き飽きているのですが、具体的な施策は今のところ何も聞こえてきませんね。この広報でもPRアドバイザーにマーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏を起用する旨が書いてあるのですが、ここでも具体的な方法論は書かれていません。
この中で「企業のロゴが、繰り返し使われることで覚えられる」と書いてあるのですが、今回のものはロゴではなく、単に「書」ですから、まったくあてはまらないのですが、それより問題はこの「後」です。
出来上がった「ロゴ」ですが、策のないPR課としては、少しでも市民や企業に使ってもらわないといけないわけです。当然、そのロゴのJPG画像やPDF、あるいはイラストレーターファイルなどを、大・中・小の各サイズに分けて、市のホームページやフェイスブックページなどを通じて、ネット上に配布するものだろうと思っていたのですが、8/14日現在、その気配はまったくありません。すでに3週間経とうとしているにも関わらずです。あ、小さいJPG画像は2種、一応あがってますが…。
そもそも、この式典自体、唯一の拡散ツールフェイスブックページでは案内されておらず、イベントの事後報告のみに終わっています。本来ならば市職員、いやせめてPR課職員だけでも、それぞれの個人アカウントにてシェアなどで拡散すべきなのに、おそらくアカウントすら持ってないのではないか、と思われます。
西川氏は、そういう部分でアドバイスする立場ではないのでしょうねぇ。ま、彼の場合は資金あっての戦略だろうから、現状の行政側が資金に頼らない(頼っても効果に見合った)アイデアを期待したいですね。
いずれにしてもこれだけぶちあげてのPR作戦ですから、来年の今頃にはそれ相当の結果を出していると信じたいところです。たとえば、地球のま裏のサンパウロ市民が、名古屋は知らなくても「都城」は知ってるくらいの、ね。
8/28 追記 午後3時ごろに「利用できる」旨の記事がFBページで上がり、ホームページを確認しましたが、やはりJPG画像2種のみ(サイズはそれなり)で、しかも申請して許諾を得ないといけないというもの。
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