番組打ち切りの理由 4
果たして厳しい意見が飛び交ったようで、これを受けて局内で検討をすることになり、連絡を待つことになりました。
「一般的には学識経験者で構成」となっていますが、必ずしもそうでないかも知れません。というのは、役員会議と違い、テーマとしては、放送倫理であったり「質」であったりするはずであり、企業の利益や体裁等が議論されるとは考えにくいので、もし学識経験者であれば、「厳しい意見」になる理由がわからなくなります。
実はこの間(約1週間)、私なりに様々なケースを考察しました。「打ち切り」の場合、従来どおり(あるいは許容範囲内の条件付)継続する場合と、なんらかの私の意に反する条件付での継続の場合、の3通りの考え方をまとめるべきと思いました。
まず「打ち切り」の場合、裁定そのものに抗うつもりはないので、番組(ROCKSも含め)を終了。ただ、今回の一連の流れは個人的に存在や言動を否定されたことに等しいので、ことの顛末を胸のうちにしまうことをよしとしない。ありのままを違う表現媒体によって公言することは避けられない。
次に継続でも条件が許容範囲を超えた場合は、必然的に「打ち切り」と同様の流れにならざるを得ない。
許容範囲内条件付継続の場合、仮にこれまでとなんら変わらない条件だったにしても、今回の2週(結果3週)にわたる「休止」は「罰」に等しく、何事もなかったかのように続けることは厳しく、さらに「休止」についての「理由」をなんらかの形で弁明する必要がある。
つまり、いずれの場合も継続は難しいだろう、と考えました。そしてこれは番組審議委員会の翌日に関係者に伝えました。また、代替案として「番組が進化する」という体裁でリニューアルをする等の内容で具体的な企画案も添えて送信しました。
私はこの2年8ヶ月の間、一切のギャランティをもらわず続けてきました(ジングル製作やウエブカメラ、その他の備品等は自前)ので、事前の打合せを増やしたり台本やキューシートを作成して番組に望むのは、仕事やプライベートへの影響も考慮すると、物理的に無理があったのですが、できうる限りの譲歩として、「事前に内容、ゲスト等を申告する」ことと「キューシートを作成、提出する」という2点の要望については「飲む」旨を伝えてありました。
さて、今か今かと結論を待つのですが、一向に連絡は来ず、結局3週目も「休止」となるのか、と思った5/29に「もう一度お話を」ということで6/4に会談を持つこととなりました。
実はこの約1週間があまりに長く感じられたので、たまたま電話を頂いたときにその時の心境をお伝えしました。これまでの2年8ヶ月、自分自身のライフワークに「支障」なくやってきていたつもりでした。ところが「休止」3週目、ライフワークにおいて幾ばくかの余裕を感じられるようになっていたのでした。つまり、実は「支障」はあったのだ、と。
本業の他に、音楽活動(複数のバンド活動含む)やボランティア活動、特に地域活性化については多少の「本業への支障」も辞さず続けていたのですが、これに加えて2本のラジオ番組があったわけです。
自分なりには「ほぼ9分9厘、打ち切り」と予想していたので、早い結論を出してもらうために、これらの「心境」もお伝えしていたわけです。つまり、自分自身のモチベーションそのものが低下していたのは否めません。
そして運命の6/4を迎えました。
続く。
番組打ち切りの理由 5
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