真実を話すことが批判される世の中、マジでウザい。

公開日: : ブログ, 社会問題, 都城愛

 先日、フェイスブックである記事が目を引いたのだけども、読むと長くなりそうだったのでブックマーク替わりにシェアをしたんです。ところがある方からそのシェアにクレームが付いてしまいちょっとしたコメントの応酬に発展しました。

 件の記事はこちら。

放射能検査してない関東野菜が大量に九州へ
「加工品となり九州産に変身」
@mamansa
今日農家さんに聞いた話。去年から、放射能検査していない関東の野菜が九州に大量に流れてきている。
例えば箱700円の売値に対して実際500円で引き取られたとする。差額200円は国が負担しているそうだ。
その野菜は、加工品となり九州産に変身し、売られていく。被曝促進がまかりとおる。

 ちなみに元記事のリンクはこちら
 で、いただいたクレームはこちら。

こう言う証拠も何もないあおり記事が一番福島の人たちに打撃を与える。。いい加減にして欲しい。美味しんぼのまんがもそう。一体彼らをどうしたいのか。こういうの逆差別ですよ。
 シェアしたり拡散するだけは辞めてください。それって片棒担いでいるだけです。彼らはこうやってあおりを広めるだけで、何の責任もとらない。それって程度の低いマスコミと一緒です。

 たしかに「証拠」はないしソースも書かれていないので、本当の話かどうかわかりません。俗に言うデマなのかも知れません。しかしながら逆に「安全である」というのも証拠はないしデマかも知れないわけです。

 311以降、放射線量や食物・土・海・川等の汚染についてのニュースは後を絶たないし、それについて政府や自治体が検査結果を発表しても、信頼を失ってしまっているために独自に個人や自主団体が検査をしたりしています。

 つい先日も「報道ステーション」で、福島の子供に甲状腺がんが発生しているというニュースが話題になりましたが、これも似たような話でした。

 もしこういった話がウソなら、いわゆる風評被害として断罪されるべきでしょうが、もしホントだったら断罪されるべきはメディアであったり当局であったりするべきなのです。

 しかし大事なのは、それを読んだ人がどう判断するかという点であり、そしてどう消化するかということなんだとボクは思います。

 例えばこの記事で胡散臭いのは、「差額200円は国が負担している」という点で、疑わしいと思う人がいたら調べればいいんだと思うんです。ボクはこの記事を信じるでも信じないでもなく、関心があったからシェアしたに過ぎないのです。

 「美味しんぼ」の話が出てきますが、原作:雁屋哲、作画:花咲アキラ氏による作品で、小学館から1983年より連載されている歴史のあるものです。原作の雁屋氏は、小中学生時代結核性の感染症に冒されて退院を繰り返した経験を持ち、自らも医師を志望していたほどで、東京大学教養学部で量子力学を専攻し、卒業後は電通に入社された現在72歳の作家です。

 医学や科学、メディアに通じこれだけ多くのファンを持つ有名な作家が、嘘やデマを書くとは到底考えにくいとボクは思います。しかし仮にデマだったとしたらたしかに「風評被害」になりうるわけですが、いったい何の得があるんでしょうか?単なる愉快犯ならまだしも、これだけ地位のある方が「愉快」を求めた悪行を働くでしょうか?

 現在美味しんぼの「福島の真実篇」は物議を醸していますが、雁屋哲氏は、まだ続く同篇が今後さらに「はっきりとしたことを言っている」と予告した上で、すべて掲載が終わってから本格的な反論をすると“宣言”しています。

 「風評」がデマなら、いただいたクレームのように拡散したりするべきでないでしょう。しかし本当の話だったらどうでしょうか?当局やメディアが、自分たちの不利益のためにひたかくす以上、市民が拡散しないでいったい誰が伝えていくのでしょうか?

 雁屋氏に限らず、しがらみや軋轢に左右されないフリーのジャーナリストたちも日々、大手メディアが報道しない地道な取材を続け、必死で伝え続けています。

 大手だから全て信用できる、フリーだからデマで注目を浴びようとしている、はたしてそうなんでしょうか?

最後に雁屋氏の言葉を添えておきます。

反論は、最後の回まで,お待ち下さい

「美味しんぼ 福島の真実篇」、その22で、鼻血について書いたところ、色々なところで取り上げられてスピリッツ編集部に寄れば、「大騒ぎになっている」そうである。
私は鼻血について書く時に、当然ある程度の反発は折り込み済みだったが、ここまで騒ぎになるとは思わなかった。

で、ここで、私は批判している人たちに反論するべきなのだが、「美味しんぼ」福島篇は、まだ、その23,その24と続く。
その23、特にその24ではもっとはっきりとしたことを言っているので、鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない。
今まで私に好意的だった人も、背を向けるかも知れない。
私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない。
真実には目をつぶり、誰かさんたちに都合の良い嘘を書けというのだろうか。

「福島は安全」「福島は大丈夫」「福島の復興は前進している」
などと書けばみんな喜んだのかも知れない。
今度の「美味しんぼ」の副題は「福島の真実」である。
私は真実しか書けない。
自己欺瞞は私の一番嫌う物である。

きれい事、耳にあたりの良い言葉を読み、聞きたければ、他のメディアでいくらでも流されている。
今の日本の社会は「自分たちに不都合な真実を嫌い」「心地の良い嘘を求める」空気に包まれている。
「美味しんぼ」が気にいらなければ、そのような「心地の良い」話を読むことをおすすめする。

本格的な反論は、その24が、発行されてからにする。

 

 

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