大家族化を進めよう。

公開日: : 最終更新日:2014/05/14 ブログ, 社会問題

いずれにしても東京都民は原発推進知事を通した。都民の民意とはいえ、被災地との温度差が浮き彫りになったといわざるを得ない。石原氏に投票したのが60代以上が大半だったことから高齢者、いわゆる情報弱者ともい呼べるが、テレビ・新聞等の規制・操作された情報のみを鵜呑みにしている層の票だったといえる。

当選確定後の会見の中で、石原氏が唯一「いいこと言ったな」と思ったのが「人間がもっとつましく生きていかなければいけない。」という部分。

石原氏がどういう意味合いで言ったかはわからないが、言葉自体はボクと一致した部分だ。

脱・原発、反原発を進める中で、節電や代替エネルギーの確立が急務なのは間違いないが、それまでの間、いや最悪の場合、これからずっと、ホントに「つましい」生活をしなければならない。

そのためには税金と同じで、無駄を徹底的に排除する必要があるわけだが、しかしこれが難しい。寒いときには温まりたいし、熱いときには涼しくなりたい。

そこで、ボクは「大家族化の推進」を提案したい。

1960年以降、急激に進行した核家族化は、いまや60%になっている。残りの40%も大家族というわけではない。

そもそも「核家族」というネーミングがよくないだろ、時節柄。由来を調べてみると、アメリカの核実験から来ているようだし。

勿論、それぞれが部屋を持つのはいいと思うが、基本的な生活は一つ屋根の下に戻すのだ。これだけで相当数の省エネが実現できる。

アパート・マンション等の建築が減るというデメリットはあるが、メリットはそれをはるかに凌ぐ。いまや一般的となった老人ホームのグループホーム化はその先鋒と言えるかも知れない。

大家族化することで、家庭内の役割分担に幅を持たせられ、誰かに集中しがちな業務の縮小・分散ができ、食料や消耗品、その他家電や設備も共有部分を増やせば増やすほど効率が高い。寝たきり老人やいわゆる「かぎっ子」を減らすことで、それにまつわる諸問題(自殺や孤独死)も解決でき、秋葉原連続殺傷事件などのような、屈折した人格形成の阻止にも大いに影響する。なんと言っても、失われた家族の絆の再構築は、どれにも増して歓迎すべき副産物だ。当然、核家族では困難な情操教育に有利に働く。

また、これにより一人当たりの生活費の減少は言うまでもなく、必要以上に働かなくてもいい分、家庭での役割に時間を裂けるし、例えばこの際風呂を「五右衛門風呂」にして薪割りなどの業務を増やしてもいい。大人は子供を教育することで、学校の教師不足や質の低下にも大いに貢献できる。

つまり、スローライフ化するということでもある。

極端なことを言えば、5世帯、7世帯住宅があってもいいのだ。

ま、この案に抵抗を感じるのは、いわゆる孤独を愛するオタク世代や若いカップルだろう。プライバシーという伝家の宝刀を振りかざすのは目に見えている。

ボクだって若い頃には「一人暮らし」に憧れたし、親と離れて暮らしたい時代はあった。だが、それは日本独特の世界観が作った二次的なものだと思う。

欧米では、大家族の中でも十分プライバシーを維持し、また若いカップルが2人の世界を築くことも違和感無くできているのだ。

それでもどうしても孤独になりたけば、高騰する光熱水費や(ボクが提唱する)「住居税」を払えばいい。

この「住居税」は、あくまで一住居に割り当てられるもので、何世帯いようが一律なのだ。

同時に情報インフラだけは整備する必要がある。この部分のハイテク化はケチってはダメだ。これによって、まず教育現場の問題を改善できる。これが整えば、わざわざ遠い学校に行かなくて済むし、逆に自治体や公民館に集団教育の場を移すことで、協調性や公共概念を養う。

また、情報インフラの整備で自宅にいながら仕事ができる環境を推進する。

こういったことをバランスよく進めることで、医療施設や警察・司法等もバランスよま配置する。

と、まあここまで書いたところで一気に疲れました。

ま、諸問題あるだろうけど、議論のきっかけにでもなれば。

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Comment

  1. waioi_comment_post より:

    昔はよかにせどん
    2011/04/12 07:51
    う~~ん。ぶっ飛んだ表題記事、そして内容。
    判らんでもないし、大家族化には賛成。しかし雇用確保、プライバシー、個人の尊厳、少子化、長男やその他の子供とをどうするか家系継承制度、近代化された今の社会、教育システムいろんな難しい問題が・・。今を破壊し半世紀前にタイムスリップ出来るとすれば・・。余りに早く社会が進みましたね・・。出来る人から進めてゆく空気を田舎都城から進めてみては如何なものか?。
    [Res]狂咲 狂
    2011/04/12 23:21
    確かに課題は満載です。ま、その為に議論する役割の人がいますんでね。

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