犯罪国家、日本。

イラク戦争の時、「悪の枢軸」という言葉が使われました。いわゆるテロ国家等を指す訳ですが、今、とんでもないことになっています。

我が日本が、悪の枢軸になろうとしている、というのです。

報道されているように東電は、高濃度の汚染物質を海洋投棄しました。

これが決定的なダメ押しとなり、各国の報道は色めきたちました。

これまで、震災による被害者として、各国から支援や激励を受けてきた日本が、いまや国際的な犯罪国家になってしまっているのです。

我々日本人から見れば、47都道府県の一つ福島県の事故でも、外国から見れば「日本の事故」です。

昨日、茨城県の海岸は全て漁獲が中止されましたが、それも外国から見れば「日本の魚」となるわけです。

つまり、日南だろうが天草だろうが、外国から見れば「日本の魚」なわけです。

これから日本人の生活は急変します、確実に。

国際的な孤立は免れそうにないです。

メディアの多くが「大連立、復興増税」を国民が望んでいるかのような論調を強めています。これは明らかに世論誘導で、東電から億単位の広告費をもらい、政府から官房機密費をもらう大手メディア、特に読売は一大キャンペーンのように叫んでいます。んなことやってる場合じゃないのに！

連日、ジャーナリズムに触れてきていますが、昨日、17:00から民主党の鳩山由紀夫前首相主催の勉強会(第四回)が開催され、講師にナント上杉隆氏を招き、ほぼ独演状態でした。ちなみに言っときますが、僕は別に熱狂的な上杉信者ではありません。単に情報収集源として見てます。

しかしこれは個人的にも衝撃でした。ヘタすると政権が揺れます。明日以降、国政が激しく動くかもしれません。

ボクは震災以前、単なる傍観者に過ぎませんでしたが、震災直後から各メディアはマメにチェックしてきたのは勿論、新聞・テレビでは報道されない東電、保安院等の会見や、各専門家の講義等も、ほぼ余すことなく閲覧してきました。

勿論ボクは一般人ですから、被災地に足を運んだりしているわけではないけど、事実、憶測、推測等の区別は付きます。その中から「事実」のみを抜粋しても、被災地の現場、原発の現場、政府、東電、サラリーマンの記者、フリーの記者、海外メディア等、そして被災地以外の国民、全てにおいて激しすぎる「温度差」があります。

それが、この元首相の主催したイベントで、かなり変動したと思うのです。いや思いたい。

ニコニコ動画→鳩山由紀夫前首相勉強会

これまで、権力者から疎まれつつも懸命に活動してきた上杉氏はじめフリーのジャーナリスト達は、基本的にそれによる収入はありません。特に震災以降の活動は、ほぼ使命感と正義感だけで活動しているわけです。

そして、この勉強会で目の前にいる国会議員達を真っ向から、名指しで非難し、そしてそれを黙って聞いている議員達の図が、ネット上で公開されているわけです。

国会で白熱した議論や野次を飛ばす議員も、黙って聞いています。おそらく、現状を理解・把握したはずです。後半、森ゆうこ氏と思われる女性議員が言っていますが、議員の中でもネットに通じている人はある程度認識している人もいるとの事。

とにかく、一刻も早く事態を収束して欲しいと、心から祈りたい。

先日、個人的な都合からブログを分割しました。しかもその後、縮小宣言までしてしまい、それによりアクセスが減るのは覚悟していたんですが、今ちょっと後悔しています。その時は別にランキングなんてどうでもいい、と思ってたんです。

10日ほど1位だったんですけど、案の定降下しました。

伝えなければいけないことがあるのに、何やってんだろう、と。