佐藤前福島県知事汚職･･･実は東電の･･･

本日はYossy氏(アイワホールさん)のライブだったので楽しみにしていたのだけど、ブログを読む限り多分満員だろうな、と思い、また「わいおい」で新しく触れ合った人たちや、まだYossyさんのライブを見たことのない人たちに席を譲ったほうがいいかな、と。ボクらは何度も拝見してますのでね。
それにしても席数が少なかったとはいえ、告知なし前売りなしの口コミだけでソロ・ライブやれちゃうってのはホントさすが、としか言いようがないですな。

さて、それとは別で最近体の疲れがピークに来てまして、とてもツラい今日この頃。ボクの場合、自営業だからいつ何時急用が入ったりするかわからんし、基本的に年中無休24時間体制でスタンバっとく必要もあり、また歌唄いでもあるので体調の管理は必須条件。今風邪を引くわけにはイカンとか、睡眠不足や栄養不足は若い頃と違ってモロに影響するので、「後先」考えたコントロールが必要なんだけど、これがマジで難しい。

その点、ウチのヨメは全く計算がありません。夜にイベントの予定があったとして、それが楽しみだからと言って「今日はハリキッて頑張ろう」とハリキリ過ぎて結局夜のイベントに行けなかったりする、という本末転倒な、とてもかわいいヨメでする。

さて、明日発売の週間文春には『東電の大罪』という特集が載るらしい。これはジャーナリストの岩上安身氏のツイートから抜粋。
毒性の強いプルトニウムを使う「プルマーサル型」原発の受け入れを拒んだ福島県に対して、当時の東電常務が、副知事に電話をかけ「あらゆる手段をつかって潰す」と恫喝と、当時の佐藤知事が実名証言。
週刊文春が取り上げた「佐藤前知事に対する東電常務の脅し」とは、実は核燃税に関しての話。今、直接、佐藤前知事に電話して確認。核燃税は、交付金として、ひも付きでない金が地方に入ってきていたのだが、ウランの価格で算定されていた。そうなるとウランの価格が安くなれば、交付金も下がる。
佐藤前知事は、ウランの価格だけでなく、ウランの重量で算定する新たな基準の導入を試みた。こうした動きに対し、東電常務から、「どんな手を使ってでも(核燃税の新たな算定基準の導入を)潰してやる」という「脅し」を受けたという。

これを世間がどう思うかは別として、いわゆるエネルギー業界というのは、世界を牛耳っているネットワークと言ってもいいのだ。

いわゆる石油メジャーと言われるセブン・シスターズは、今でこそOPECにその管理を譲っているが、それまでは20世紀初頭から70年代中頃までほぼ独占してきたし、今もその影響力は強大。エッソ、モービル、シェブロン、BP、ロイヤル・ダッチ・シェル、とまさにメジャーな名前がズラリだが、BPとシェルを除けばほぼロックフェラー系列。

現在ではエクソンモービル、シェブロン、BP、ロイヤル・ダッチ・シェルの4社にトタルとコノコフィリップスを加えた6社をスーパーメジャーと呼ぶようだが、産油国の抵抗の成果とも言えるOPEC以降の業績低迷から、総合エネルギー商社への転換が常識となっているわけだ。

つまり、原子力を含む、「エネルギー」という人間の生活上、なくてはならないものを牛耳る路線が続いているわけで、東電はじめエネルギー会社ってのは、ボクらの想像を絶する世界であることは言うまでもない。

ところが、普段「光熱水費」なんていうように、あまりに生活に密着しているのでイチ企業という見方をしてない感があり、そこには汚職や癒着とかいうものと無縁のような気がしてしまったりもする。ヘタするとある種の公的機関のようなイメージすらある。

前述の福島県前知事の佐藤栄佐久氏について
2006年10月23日、福島県の佐藤栄佐久・前知事(06年9月に知事辞職)が東京地検に収賄容疑で逮捕された。起訴状などによると、県発注のダム工事を前田建設工業などの共同企業体に受注させる見返りに、実弟が経営する縫製会社の所有地を、同社の支持を受けた水谷建設に高値で買い取らせたとされる。時価との差額約1億7000万円がわいろとされた。07年6月に東京地裁であった初公判で、佐藤前知事は「全く身に覚えのないことで逮捕され、慚愧(ざんき)の極み」と起訴事実を全面的に否認した。

つまり、この事件は冤罪で、東電常務の「潰してやる」が実行された、というものなのだ。

ただ、「潰してやる」を実行するのはかなり大変。現職の知事にありもしない事件をでっち上げるか、もしくは多少あったかも知れない事件をさも大罪に脚色するには、マスコミや警察をもコントロールできる力が必要なのだ。

たしかに東電にはそれがある。事実、菅総理は震災後まったく抵抗できなかったし、その後も隠蔽の一役を担い続けている。

ちなみに、遠藤健太郎氏によれば、
福島原発を誘致したのは現民主党の渡部恒三最高顧問だと言われていて、原発行政を追及した佐藤前知事を「抹殺」し、後任知事に渡部代議士の甥である佐藤雄平氏を当選させた。原発不信を招いたのは、大地震でも大津波でもなく、「政官民無責任体質」そのものなのだ。

さて、本日のメモ的リンクは一人のアーティスト紹介。好きとかきらいではなく、実験的を超えてある種完成されてしまっているような世界観に圧倒されたんす、ボク。