レベルがあがった、都城ティーンズ:99年9月号掲載分
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最終更新日:2014/04/09
霧島フォーラムアーティスト紹介
旧暦でいえば7の月は8/12~9/11らしい。あと2週間はノスちゃんにつきあわねば、、、、、、、うー、いつまでひっぱるんだ、このネタで!という今日この頃、いよいよ秋ですねェ、みなさん。
さて、ティーンズに関しては○ページで結果報告してあるので割愛しまして、ちょびっと感想をのべますと、「レベルがあがった」というより、徐々に底上げ、というか底辺のレベルが上がって上は小さくまとまった感がある、というのが正直なところ。別に奇抜なことをしてほしいとか、究極のテクをみせてくれ、とは言わないが物足りなさがあったのは確かかな?音楽に限ったことじゃないけど、基本を飛び越えちゃってる人が多いような気がした。たとえばチューニング。ものすごい速弾きするのに音程が合ってなかったり、音はまとまってるのにコーラス省いてたり、本番始まってるのに不要な音を出してみたり、要するにタキシードキメといて靴をはき忘れた、とでも言えばおわかりだろうか。もうひとつ気になったのはMC。要は「べしゃり」のことなんだけど、1曲の演奏なので曲中のMCは別として、演奏後の司会とのやりとりが、目をつぶりたくなるケースが目立った。恥ずかしいのか、カッコつけてるのか、やってる音楽は今風でも、ここだけは中々あかぬけない。それに内容も矛盾があるように思えた.「プロを目指してます。」と口に出すことは、恥ずかしいのだろうか、夢を言葉にする人が少なかったのが残念だった。が、しかし、なにはともあれ自分達の詩、自分達のメロディ、自分達の演奏に真剣に取り組む人達が確実に増えていることは、素直に喜びたい。無味乾燥の大人に比べ、やはりティーンは素晴らしい。これから社会に出るにつれ、いろんな現実にブチあたるだろうが、けして開き直ることなくピュアな精神でこの世を支えて欲しいものだ。筆者は「現実」にぶち当たり過ぎてこの年にしてピュアを取り戻した始末だ。悔やむべきはもっと早く「I’m PU RE」と堂々といえる人間になりたかったが、サメてるのが「大人」と勘違いしてる時期が長くなってしまった。おっと、つぶやきはこれくらいにして、大賞のA Patch Of Blueは順当というか文句ナシといったところ。ほかは僅差の勝負だったのではないだろうか、あえていうならば、コア系の市民権がいまだ得られてないのか、過小評価のような気がした。受賞を逃し、筆者の店で枯れるまで泣いたバンドに、慰める言葉が見つからなかった。個人的に印象に残ったのはNICOの新鮮さ、One Punch Groggyの表現力、トマトケチャップのキャラクター、ほかにもいい素材が沢山いた。全てを兼ね備えるのは大変なことだが、恋も、おっと勉強も忘れずにがんばって欲しい。
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