かけもち
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最終更新日:2014/05/14
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ボクは今バンドを二つ掛け持ちしているが、正直掛け持ちは好きではない。でもどちらのバンドも楽しいので仕方がない。時間は限られているし、都会のように人材が豊富にいるわけでもなし、これはどうしようもないことなんだ、と言い聞かせる。
では何故、そもそも掛け持ちが好きではないのだろう?
例えばジャズの世界などでは、ある意味常識的に掛け持ちする、つーか当然やってなきゃ、特にプロなら食うためにも仕方がない。
例えばもし、サッカー日本代表に闘莉王が入って、かつブラジル代表でもワールドカップに出ていたら。勿論ありえないことだけど、もしもあったとしたら、これは両国ファンともに面白くないことだ。つまり、ボクはバンドを一つのファミリー、あるいは独立団体という認識をしているんだと思う。
ジャズの世界では、ファミリーと言うより、「ミュージシャンの寄り合い」的要素が強い。だから一人ひとりの技量は相当問われるし、技術的・かつ理論的に音楽に精通していないとやっていけない。
勿論ボクは技術も理論も皆無に等しいから、イザどこかの小屋でセッションしよう!なんてことになるのは、とてもイヤな話なのだが、それ以前に同じバンドのメンバーの前で、別な人達とセッションするのは気が引けてしょうがない。
仮に、これが自分の得意とする分野の、そう例えば「永ちゃんを1曲うたってくれ」といわれたら、それは自分のバンドでないとノらないのだ。勿論断ったりしないが、どこかスッキリしないのだ。
でも、これは仕方がないことなのだ。
今のバンドで、やれることには限界があるわけで、アレやりたい、コレやりたい、と思えば、必然的に別な方針を考えざるを得なくなってくる。
いっぱいやりたいことがあっても、結局実現できることは少ないわけで、気がつけば年をとっているんだろうと思う。てこたぁ、やっぱ、やりたいことは絞るべきなんスね。
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