【号外】KISS見てきました。

公開日: : ブログ, ミュージック・レポート

2015-03-03-15.51.08KISSの来日ツアー最終日の東京ドーム公演に参戦してきました。東京ドームも初めてなんですが、生のKISSを見るのも実は初めて。もう何日も前から興奮してましたが、今回行くことになった経緯は少し変わっています。家内の友人であるK氏が「もののふ」、つまりももいろクローバーZのファンであり、今回の最終日公演にゲスト出演するももクロの為にチケットを取ったのだそうです。ところが一緒に行ってくれる人を探しているところに、ちょうど家内の東京出張と重なり、僕に白羽の矢が当たったというわけであります。僕も物凄く行きたかったので渡りに船とばかりに喜んだのですが、飛行機だのホテルだの出費がかさむので若干の躊躇をしてましたら、バレンタインのプレゼントだよ、と家内が手配してくれたのでした。つまり、アタクシほとんど手出し無しで参戦することになったのでした。持つべきものは友、そして妻でございます。ありがたや・・・。

まぁご存知のように結成から43年、メンバーもご高齢ですので「来年がある」とは必ずしも言えないわけで、これは今行っとかないと・・・。

さて、「もののふ」の友人とドームで待ち合わせ、開演までの4時間をドームシティ内で過ごしたのですが、既に場外のグッズ売場にはいったい何千人いるのかわからんほどの行列ができており、あらためてKISSの凄さを感じるとともに、グッズ買うのはもう無理、と諦めたのでした。
食事をしてても、ウィンドウショッピングしてても、とにかくKISSのメイクをした人やら、「もののふ」やらがわんさか湧いてきて、なんだか圧倒されっぱなしでございました。
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今回はなんといわゆるエキサイトシートでしたので、かなりのゆとりがあって、少々暴れても全然問題ない環境でしたし、なんでもスマホでの撮影は可能という、近年の最先端(ボンジョヴィやポールマッカートニーもそう)システムで、しかもアルコールもOKという、僕にとっては驚きだらけの待ち時間でございました。

そしてついに、かつてKISSのトリビュートCDで、ザ・イエローモンキーが曲と一緒にカバーしたオープニングコールが流れ始めました。「You Wanted the Best!? You Got the Best! The Hottest Band in the World, KISS!!(最高を求めていただろう!? お前は手に入れた! 世界一熱いバンド、キッス!!)」
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バクバクしていた心臓が破裂したかと思うような錯覚と共に、DETROIT ROCK CITYのイントロが始まると、ぼくはもうだめでした。止めどなく溢れ出す涙と嗚咽が恥ずかしくてどうにかなりそうだったのですが、周りにいるいい年をしてKISSのTシャツを着たおじさんおばさんも同じでした。もうお構いなしです。
個人的に相当な曲数コピーしてきましたので歌詞もほとんど歌えるのですが、もう声になりません。I feel uptight on a Suturday…うぇっ…てな感じで。

いやいや楽しまなきゃ、と思うのですが止まりません。結局僕は最後まで号泣しっぱなしで、そこら中、野々村議員だらけでした。
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超満員の会場はギミックも派手で、超高画質の特大スクリーンも複数あったし、レーザーや火薬もかなり使っていて、昇降ステージも数箇所あり、特にLOVE GUNとBLACK DIAMONDでは宙釣りのポールがアリーナ中央まで往復して最高潮に達します。既に5リットルは流れたであろう僕の涙は底なしなのか溢れ続け、既に顔は腫れぼっていましたが、拭くことも忘れLOVE GUNのコーラスをやっているのでした。
大観衆と大音量で、正直最高音質とは言い難いのですが、ヒット曲の多いバンドは卑怯ですね。次々と繰り出す名曲たちは容赦なく僕の涙腺を崩壊させ、否応なく自己AED状態を続けるのでした。
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ジャパンNo.1ソングと紹介して「上を向いて歩こう」を歌ったかと思えばLOVIN’YOU BABYが始まるのです。還暦をとうに過ぎているジーン(65歳)とポール(僕と干支は同じの63歳)のまったく色褪せない存在感、幾度もクビになっては復活を遂げてきたエリック・シンガー、そして自己の成功すらかなぐり捨ててKISSの9代目ギタリストとなったトミーの勇姿に、オリジナルのクリスやエース、歴代のメンバー、そして亡くなったエリック・カーやマークセント・ジョンの映像が、さらに涙腺はおろか、五臓六腑を破壊しまくります。後ろの年配夫婦と共に嗚咽は悲鳴に変わります。
これを書いている今も再び涙腺直撃です。
いかんです。マジでいかんです。これはもうイジメです。

そしてついにゲスト登場です。コラボ曲「夢の浮世に咲いてみな」が始まると「もののふ」(ちなみに友人はあーりん推し)たちもピークです。実は密かにかなこぉ↑↑推しですが、とにかくBABY METALと共にハードロック・ヘヴィメタル普及に貢献し続ける彼女たちは全員素晴らしいパフォーマンスでした。ステージに夢中で写真撮り忘れてたので、どなた様かのツイート画像をお借りしてきました。
ラストはコピーしまくった曲「ROCK’N ROLL ALLNIGHT」。会場中が大合唱の内に閉幕したのでございました。

今回は「BETH」や「HARD RUCK WOMAN」、「SHANDY」といったバラード系はなかったのですが、とにかくヒット曲が多すぎると仕方ないですな。
ちなみに某モノノフさんのページに画像いっぱいあるので貼っときます。ももクロ侍

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ライブ終了後は、スムーズな退場のために列ごとに順次退場するということだったので、その間にとっても若いKISSARMYとパチリ。なんと彼女たちはKISSのコピーバンドをやっているらしく、コスチュームも全部自前と言う気合で、どうやらプロモーターから招待されていたようです。

120分の夢の時間、もう十分です。あと10年は頑張れます。生きてて良かった。翌日からまた悲喜こもごもの現実、魑魅魍魎の現世に戻りますが、頑張れそうです。

一応、記憶を頼りにセットリスト書いときます。たぶん合ってると思うのだけど。
1.Detroit Rock City
2.Creatures of the Night
3.Psycho Circus
4.Parasite
5.Shout It Out Loud
6.War Machine
7.Do You Love Me
8.Deuce
9.Hell or Hallelujah
10.I Love It Loud
11.Lick It Up
12.Bass Solo(血ィ吹いたし火ィ吹いた)
13.God of Thunder
14.Sukiyaki
15.I was made for Lovin’ You
16.Love Gun
17.Black Diamond
アンコール
18.Yumeno Ukiyoni Saitemina
19.Rock and Roll All Nite

それにしても、世界を股にかけ40年もの間モンスターバンドとして君臨し続けるっていうのは、同じ音楽をやる人間としては次元が違いすぎて参考にもならんのだけど、独創性、マーケティング、需給バランスを捉えながら高いクオリティの曲作り、人的配置、時代に呼応した柔軟な企画脳、斬新なプロモートなど、ビジネス的にもそのまま教科書になりうるKISS。

おそるべし。

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