佐村河内氏のゴーストライター問題に一応言及しておこかな。
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最終更新日:2014/02/12
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佐村河内氏の一件については、正直あまり関心なかった、というか今もあんましないんですが、その騒ぎ方にちょっと違和感を覚えたのでメモ的に書いとこうかな、と。
ゴーストライターという単語そのものは昔から普通に使われているし、それは音楽に限らず小説やコラムでも普通にあるんだと思います。いくつかの例も知ってますが、ここでは避けておきましょう。
さてこの騒動で、スケートの高橋大輔選手がソチで使用する曲が該当するとの話で、それをどう思うか、と本人に聞いたり、法的にどうこうとワイドショーが騒いでいるわけですが、ボクとしては佐村河内氏と新垣氏の間でどーのこーのするなりの問題で、それ以外に何があると言うんだろう?というのが正直な感覚なんですよ。
ボクらがクラシックだろうがポピュラーだろうが、「あ、いい曲だな」と思ったら聞けばいいし、そう感じない曲は聞かなきゃいい話で、作者が誰かなんてのは、それほど重要なんですかね?
もちろんゴーストライターが平然とまかり通るようでは、権利の権威が失墜するのは避けねばならんでしょうが、それはそれで当局と当事者間の問題。
ユーザーであるボクらにとっては、「いい曲が聞きたい」のであって、それを作ったのが佐村河内氏だろうが新垣氏であろうが、どっちでもいいと思うわけです。
たぶん、「いい曲」の判断を自分でせず、誰かが評価したものを聞く、というスタイルの人にとってみれば問題なんでしょう。でもそれだと、自分は第三者の評価がなければ、自分の聞く曲の選択すらできないことを自ら告白しているのと同じなわけで、あまりにも情けない気がします。
これはランキングの上位にいるから、イコール「いい曲」と判断してるのとなんら変わらんわけで、もちろんそれはそれでアリというかしゃーないと思うけども、自分が何を聞くかの選択肢のためにテレビやラジオ、有線やインターネット等があるのだと思うわけです。
例えばラジオから流れてきた曲が、たまたま「琴線」に触れたり、「もう一度聞きたい」となったらCDを買いに行くなどの消費活動に反映する、というのがごく自然な流れと思うのですが、ただこれも結局は偏っているのも事実ですけどね。
ランキングを紹介するのはいいけど、曲をかける必要性というのはあまり感じませんね。ランキング番組がランキングの紹介だけでなく曲をかければ、再生が多いからランキングに登場してるのに、さらに再生回数は増えることになるし、まぁそれもしゃーないっちゃしゃーないんでしょうけど、「いい曲を紹介しよう」とか「選曲の妙味を披露しよう」とか言う、DJのセンスもクソもないようでは、元も子もないわけですよ。
あとウザいのは「パワープレイ」とか「ヘビーローテーション」とかいう慣習。というか、あってもいいと思うんだけど、「何故それを選んだのか」という主旨をコメントしないようでは、単なる「やっつけ仕事」的で、こういうのをウザいと思うわけです。
今じゃ売り出したい新人アーティストや金のある音楽事務所がラジオのパワープレイ枠を買い取ったり、企業間のしがらみで選曲したりってのもあるんだろうけど、地方の放送局はそういうのないはずだから(もしかしたらキーステーションのしがらみ請け負ってるのかな・・・)、インディーズや新人はどんどん積極的に営業かけりゃいいと思うんだけど、そういうのも面倒くさいのかね。
ちなみにシティエフエムのパワープレイ枠に関しては、そういう「決まり事」はないとのことなので、これはアーティストの皆さん、チャンスですよ!
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