都城市の新しい夜明け、「ぼんち対抗うた合戦!」でしたよ。

公開日: : 最終更新日:2014/04/09 ミュージック・レポート, 都城愛

 第一回「ぼんち対抗うた合戦」が開催され、16地区の代表が競うという決勝大会でした。ボクも山田代表で出場して、残念ながら入賞にはかすりもしませんでしたが、すごく楽しい思い出となりました。

 このイベントはとても意義があったと思います。それはまず、かつて歌合戦とかカラオケコンテストという類は数多く行われているんですが、16地区(三股含む)で予選を行い、約1年をかけて制作されるという流れが、これまでにない要素だったことがあげられます。

 もうひとつは都城市で唯一の映像メディアBTVケーブルテレビが本腰を入れたこと。さらに主催である壮年連絡協議会に都城音楽祭などもコラボして実現にこぎつけたこと。

 こういうイベントは、やはり単体の団体では絶対に無理がありますし、結局盛り上がらずじまいというのがほとんどなんですね。本来ならもっと沢山の関係団体も一致協力できればいいんでしょうけど、一回目としては「成功」と言えるんじゃないでしょうか。

 チケットはほぼ座席数以上売れたらしく、たしかにお客さんは多かったですねぇ。慣れているはずのボクも結構緊張しましたから。

 地域おこしの原点は、建物や道路よりも、やはり「人」だと思います。そしてそれぞれがそれぞれの地域を「鼓舞」しあい、泣き、笑う、そんな「人」という素材の活性化を市民も行政も忘れている気がします。

 今回はたまたま「歌」でしたが、いろんな人がいろんな一面を持っていて、それを出し惜しみすることなく披露しあい、それぞれがそれぞれを認め、共有していく。今後の地域活性化の最重要事項だな、と再認識しましたね。

 もっともBTVの皆さん、壮年連協の皆さんも総出で実に大変な一年だったと思いますが、新しいコンテンツを確立できたのは財産になったと思います。

 さて、第二回を実現したい、との声は聞こえているのですが、様々な課題は山積みだろうな、と思います。今回は第一回だったわけですし慣れない実行委員にとっては初めて尽くしだったわけで、それはそれは気苦労も多かったことと思います。

 しかしそれは、次回への貴重な布石となる経験値であり、クオリティは必ずあがるであろうと確信していますが、遠くなく近くない立場で関わったボクの目から見た課題を書いてみたいと思います。参考になれば幸いですが・・・。

 まず、16地区という予選の運営に無理があったような気がします。選挙で言うところの「一票の格差」が、実に最大12倍もある地区があります。三股町は人口25,378人ですが、これは西岳、庄内、山田、志和地の4地区を足しても追いつかない数字で、それなのにそれぞれ予選があり4~5人が予選を通過するというのは、ゲリマンダー的と言えてしまいます。

 16地区もの予選を行うのは、主催がボランティアだけにとても厳しい数字だと思うのですが、減らすなら人口25,000人を目途に8地区割くらいが適当な気がします。しかし、BTVにとってはコンテンツが減ってしまうというデメリットもあるかもしれません。その場合は人口の合計を13,000~15,000人で地区割りを行い、15地区で公平な出場枠を設定すべきかと思います。行政区にこだわる必要はないでしょう。区割りが難しい場合は、2位までを地区で決め、3位を数地区で厳選するという方法もあります。しかしながら、地域住民が代表者の応援をするという「地域愛」を復活させるいい機会でもありますので、やはり現状のまま、格差の是正をするのが望ましいと思います。また、今回の対象エリアは都城市・三股町だったわけですが、広域的見地から見るといわゆる「0986地域」でやるべきだった気もします。ただしこれは壮年連協の地域的問題、BTVのエリアに末吉が入ってないなどの問題もあるでしょうが、検討の余地ありかと。
 また、予選までの募集や魅力付け、受付の流れ、そして予選日当日の運営(特にキーの設定、集客等)も、初めてだけに後手後手だったことは否めませんし、審査員も公民館長主導だったようで、しがらみや軋轢に左右されてしまっていた一面もありました。これも精度を上げていくべきかと思います。

 その審査基準ですが、これは予選からブレっぱなしでした。決勝の審査員の顔ぶれも、正直公正に審査できるのか、という疑問が残りました。特に「歌唱力、パフォーマンス、元気」と基準を宣言してしまっている手前、どこに主眼を持っていくのか、出場者と審査員では大きな開きがあり、実際入賞の3名はほぼ歌唱力の勝利でした。こういう場合はどうせなら基準を最後までボカした方がまだ良かった気がします。ただし、そうなると「歌勝負」の空気が蔓延して、全体の雰囲気が暗くなる懸念もありますが、出場者からすれば無理して笑いや演出に凝った意味がなくなってしまいます。それと余談ですが、講評が少し「プロを目指すコンテスト」と勘違いされている嫌いがありましたね。

 さらには、決勝会場の選定です。文化ホールの使用にはそれこそしがらみ等もおそらくあったのでしょうが、やはりそれだけで入場料を徴収するのは厳しい気がします。権威のあるNHKのど自慢ですら観覧は無料なのですから、別な会場が望ましいと思うのです。ボクの気まぐれなアイデアに過ぎませんが、観光協会の「焼肉カーニバル」と連携し、その日に決勝を持っていくことが可能なら、客は飲み食いしながら観覧できますし、イベント側としても3~4時間程度のプログラムを確保できます。会場費は勿論、もぎりや場内誘導といった業務はなくなり、ゲストのギャラ、ケータリング、PA・照明の別途依頼等も要らなくなるので、その分を審査員の公平化と入賞賞品の充実に充てられます。天候に左右されるリスクもありますが、検討の余地はあるでしょう。

 そしてゲストの選定です。今回、個人的には影山ヒロノブさんを身近に見れたのはとても嬉しかったのです。ボクらのような50前後の世代は、「LAZYのミッシェル」としての印象が強烈だからです。LAZY(レイジー)をご存知の方はもう少ないかもしれませんが、最後のアルバム「宇宙船地球号」は今でもボクの宝であり、解散後のネバーランド、ラウドネス、影山氏のソロ活動と追いかけたのを鮮明に覚えています。
 ですが、このイベントのゲストとしてはかなり違和感がありました。客層とまったく一致していません。当の本人が一番感じたことでしょう。

 いずれにしても、第二回にこれらのことが生かされ、何倍もの魅力的かつ権威あるイベントになれば、ボクらのようなレベルではなく、それこそ今すぐにプロデビューという原石たちが多く出場してくれると思いますし、「地域愛」の復活に重点を置くことで地域活性化に大きく貢献できると思います。「人」に注目することで得られる経済効果が大きければ、無駄に予算をかけた建物や工事は必要なくなっていきます。

 最終的には都城市主導の「市民歌謡祭」に発展してほしいものです。

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