■あらたな格差
DD(ディー・ディー)、いわゆる「ディジタル・ディバイド」という言葉がある。ちゃんとした意味はこちらを見てもらうとして、簡単に説明してみる。
世に携帯電話が出始め、徐々にその所有人口が増え、次第に機能も向上してきた。メールやインターネットは勿論、IDカード、さいふ、カメラなどの機能も いまや常識として備わってきた。しかしその間、少しだけ出遅れてしまった人が、その出遅れの説明のために「なくても構わない」というセリフを言ってしまっ たが為に、頑なにそれを守ろうとしてしまい、結局「少しだけ」が今に至ってしまった・・・。なんつーのは極端なハナシっぽいが、実は多い、このパターン。
確かに、人それぞれでIT技術がどれだけ身近か、違いは大いにある。たまたま「なくちゃならなかった人」、「別になくてもよかった人」がいたのは事実。 しかし「なくてもよかったけど、興味があった(または将来必要だと思った)から触れてきた」という人が、結局スムーズに生きれる環境になっている。
といってるボクさえも、このいわゆる「IT格差」を感じることは多い。今や商売や企業にとってウエブ戦略は欠かせないが、少し前なら自社のウエブくらい なら自分で作れていた。でも徐々に、いやかなりのスピードで技術が進化・複雑化して、挫折した経緯がある。で、今からそれに追いつくために勉強しなおす か?というと・・・、そのモチベーションは続かない。
結局、プロに頼むケースが増えてくる。要するにIT技術者という職種の地位が向上する。IT技術と言っても、ピンキリで、ちょっとしたサポート的な事でも立派に会社を持てるようになるし、エンジニアやプログラマは今で言う医師くらいの地位になるかもしれない。
ウエブデザイナーはさしずめ美容師あたりで、そのうちカリスマ○○なんてのがこの田舎でも出てくる。
しかしそれも束の間、ホームページが作れる、程度のことは、以前で言う「年賀状を自分で作れる」程度の意味合いでしかなくなる。エクセルで表計算ができ る、も以前で言う「出納簿が書ける」程度でしかなくなり、デジカメ写真をCDに焼ける、なんてのは現像したものをみんなに配る程度の意味合いでしかなくな る、ていうかなってる。
職業という観点で見れば、まさに次世代の主幹産業だが、その間隔は恐ろしく短い。次から次に新しい概念が出てくるのだ。
いずれにしても、生活を普通に送るためには、DDではダメだ、ということだ。ちなみに下の動画はマイクロソフトの描く未来像だが、10年後とかではなく、限りなく近未来だ。おそらく3~4年後・・・。
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Comment
eri
2009/10/09 12:57
ほんとにそうですねぇ。
20年くらい前の自分は最先端をいってたと思ってたん
ですけど、今じゃぁ超~初心者ですからねぇ。
特に日本の携帯は6年くらい持ってないので、テレビが
見れたのに感心したくらいですから(笑)
マイクロソフトの近未来見ましたがおもしろいですね。
私はもう勉強する気はありませんが、車を運転するように
使いこなしたいなぁ~っては思いますねぇ。
人間生涯勉強ということでしょうか(笑)
ちなみにこの撮影は香港ですね。
tane
2009/10/16 10:14
20代のころは、余裕でついていけていたのに、今ではさっぱり・・・です。電器屋さんにいっても、言葉の意味が???みたいな・・・。マ