鋳鉄
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最終更新日:2014/05/14
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鋳鉄とは、文字通り鉄Feの鋳物で、実は種類がかなりあるみたいだ。基本的には、炭素Cをどれぐらい含有させるかとか、炭化の進行度や他の合成物の度合いなどで分かれるらしい。ボクの全く知らない世界だ。
この「知らない」のと「知っている」では、雲泥の差がある。実はこの写真は散水栓の蓋なのだが、ウチの会社のスタッフが誤って割ってしまったもので、これをどうするか、というテーマに対して、ボクは「代替品を探す」ということしか浮かばなかった。
ところが、探せども探せども同じ規格品に遭遇できない。あれこれと聞いたり調べたりしているウチに、散水栓などの蓋には特にJISなどの統一規格はなく、各メーカーが独自に作っているらしく、その数は数え切れないらしい。発注業者や納入業者でもわかればいいのだが、そうもいかず、加工するしかないと考えた。
まずは近いサイズのものをカットするという方法。勿論彫りのデザインに支障は出るし、ボックスとの相性にも問題が残る。それでも他に選択肢が見つからないので、カットしてもらうために鉄工所へ行ったら、そこのオジさんが「溶接すれば?」と仰る。
へ?できるの?
そもそも溶接は、字の通り「溶かして接着」するわけで、一般的なのはアーク溶接というらしい。おもに金属が対象で、隙間の補填に溶加材、いわゆる溶接棒が使われる。単なる接着ではなく、分子レベルで繋がっているから、強度はむしろ強いんだそうだ。
溶接の歴史は古く、遅くとも4500年前の青銅器には使われていた技法だそうだ。おっと、これ以上紐解くとボクのクセがでるので、ここで止めておこっと。
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