米同時多発テロ:2001年11月号掲載分

公開日: : 最終更新日:2014/05/14 霧島フォーラム「狂この頃」

 数え切れないほどのコラムが出回っている「同時多発テロ」。報復に疑問を唱える人も少なくないが、疑問の後に代案が無いのはいつものことのようだ。理屈で言えばやはり戦争はよくない。「悪」であることは間違いない。しかし「じゃあ、どーするんだ?」ということになる。まさかこの期に及んで「話し合い」などという事は言わないだろうし、一体どんな策があると言うのだろう。

 理想を吐くのは簡単だが、それを実現する困難さをわかった上で言うのならまだしも、「よくない」「いけない」を連発するだけ。国際的な立場にいる人のつらさをわかる人が一体何人いるのだろう?

 もともと名前そのものが中途半端な「自衛隊」。戦争をしないのなら最初からスイスのように中立国の道を選べは、軍事費は浮くし、今回の問題にもこんなに戸惑うことはなかった。勿論「有事」を考えればそうもいかないのが現実だ。しかし存在する以上は仕事をせねばならない。ここで仕事をしなかったら何をするんだ?ということになる。しかも徴兵制ではなく、志願者で構成されている組織だし、収入は税金だ。ちなみに今年の軍事費 は5兆円。さらに付け加えるとそのうち3兆円はいわゆる”つけ払い”である。

 過去何十年にもわたって「和解」策はとられてきた。ことごとく無視(というより理解できない)され、そしてテロは繰り返されてきた。特に宗教がからむと厄介だ。常識や理屈そのものに違いがあるから話し合いが成立しない。これは子供と親、児童と教師、あるいは犯罪常習者と公安・防犯との関係にも似ている。ようするに話の通じない相手にどう対処するか?これが問題なのだ。時間がかけられる状況なら、「それでも話し合い」もよかろう。しかし話し合いをしているその間に自分の家族や友達は殺され続ける。

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