トンチンカンな見解が許せない！

さて、本日も「ご意見特集」8回目でございます。これは類似件数合わせて5件頂いています。

「前準備が足りないのか、全くトンチンカンな見解を述べているのが許せない。」

　「許せない」とは穏やかでないですねぇ。ですが許してもらおうにも、いつのどの発言のことなのかがわからないと、何をもってトンチンカンと言われているのかの判断もできません。

　まず「前準備が足りない」ということに関しては、これは「足りない」のではなく、「ない」ということを再三申し上げていますし、これは番組を聞いていただけている方であれば、おわかりのことだと考えています。逆に前準備としてあらかじめネタを選んだりしていれば、そこに喜怒哀楽のリアクションをすると、演技をしていることになります。また前準備がないからこそ、正直な(言論統制されていない)意見を言えるわけですし、録音と違いますから編集も出来ないわけです。

　また、ボクが興味のないものや、それこそトンチンカンな意見しか言えないようなものは、番組中でも取り上げませんし、そもそもそれでは番組が成り立ちません。ボクが一般的なイメージに対して少数意見を述べたりしているのを「トンチンカン」と捉えられているのでしょうか。

　トンチンカンとは語源由来辞典によれば、「物事の辻褄が合わなかったり、ちぐはぐになったりすること。間抜けな言動をすることやそのような人」とあります。

　まず「辻褄が合わない」とか「ちぐはぐだ」という指摘だとすれば、一つのネタに対する見解が、それ以外の別なネタに対する見解と違っているとか、あるものには厳しくあるものには寛容だとか、そういう類のことなのでしょうか。

　自分で言いますが、基本的にはボクの「ものの考え方」は安定していると自負しています。もちろん、なにか特定のものについて見解が変わることはあります。例えば最近変わった考え方としては、「選挙で投票に行くか」ということについて、20代の頃には「絶対に行くべきだ」という考え方でした。国民の権利というより義務だ！とばかりに確信していました。
　しかし30代後半の頃には、「みんなが候補者の政策や理念に共鳴し、比較検討をした結果をもとに選んで投票しないのであれば無意味だ！」ということで選挙制度そのものを否定していました。では最近はどうかと言うと、選挙制度そのものの意味の無さについての意見は変わりませんが、自分の一票がいかほどの意味を持つのかを結果と照らし合わせたいこと、また投票場やスタッフの現状を見ることに興味があること、また選挙戦そのものの一連の流れは把握しておきたいこと等もあり、「行く意味」は感じているわけです。

　このような考え方の変遷はあります。むしろ、間違いに気付き、修正していくことは重要なことだと思うので、納得したことについてはあっさりと考え方を変えます。

　次に「間抜けな言動」という意味だとすれば、すみませんがそれはボケです。芸人さんでいうところの「ツッコミ」を待つためのヤツですね、おそらく。いや、もしかしたら確かに「間抜け」な発言はあるかもしれませんが、当番組は少なくともこのご意見を頂く以前のものは、すべてUstreamで確認できます。一切の編集をせずにアーカイブで残っていますので、逃げも隠れもいたしません。

　アーカイブをご覧になりたい方はUsreamつぶやきいもチャンネルからどうぞ。

　なお、｢許せない」という言葉から察するに、もしかしたら特定の個人の方を傷つけていたりしたとすれば、重大なことだと認識していますので、具体的に指摘いただき、確認できましたら謝罪はやぶさかでありません。

　それから「間抜けな言動」とありますが、「発言」ならまだしも「言動」というのは理解しがたいものがあります。「言動」とは言葉だけでなく「行動」を含みます。それを揶揄される「いわれ」は思い当たりません。

　もちろん、若かりし頃にはかなりの間違いを犯してきましたし、その反動で苦しんできました。ですがそれがあってこその社会人として責任を持って生きているつもりですので、ひとつよろしくお願いいたします。